2009年夏モデルではほかにも、据え置き型のスタンダードなノート「dynabook TX」「dynabook AX」「dynabook EX」「dynabook CX」、モバイルノート「dynabook NX」「dynabook SS RX2」、高性能据え置き型ノート「dynabook Qosmio GX」「dynabook Qosmio FX」の新製品が発表されている。いずれもハードウェア面では、CPUやHDDが若干強化されたほか、付属ソフトウェアが改良されている。
据え置き型ノート dynabook TX、AX、EX、CX
16型ワイド/1366×768ドットディスプレーを搭載する「dynabook TX」は、未使用時はExpressCardスロットに装着できるカード型リモコンが、ほとんどの機種に付属するようになった。また、最上位機種ではCPUがCore 2 Duo P8700(2.53GHz)となり、若干高速化されている。予想実売価格は16万円台半ばから。発売時期は4月下旬の予定。
dynabook TXのCeleron CPU版と呼べる「dynabook AX」は、春モデルと比べて、CPUがCeleron 900(2.20GHz)に強化された。予想実売価格は14万円前後から。発売時期は4月下旬の予定。
コストパフォーマンス重視の据え置き型ノート「dynabook EX」は、TX/AXより一回り小さい、15.4型ワイド/1280×800ドットのディスプレーを搭載する。上位モデルはCore 2 Duo P8600(2.40GHz)、下位モデルはCeleron 900(2.20GHz)へと、CPUが強化された。予想実売価格は13万円前後から。発売時期は4月下旬の予定。
13.3型ワイド/1280×800ドットディスプレーを搭載し、モバイルにも使えるノート「dynabook CX」は、EXと同様にCPUが強化され、上位モデルがCore 2 Duo P8600(2.40GHz)、下位モデルがCeleron 900(2.20GHz)になった。重さは約2.1kgで、たまに持ち歩く程度なら十分な重さに収まっている。
モバイルノート dynabook NX、SS RX
パーソナルユースを重視したモバイルノート「dynabook NX」。新製品では128GBのSSDを標準搭載した上位機種がラインナップされた。またCPUも、Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)に強化されている。液晶ディスプレーは12.1型ワイド/1280×800ドットで、重さは約1.39kg(SSDモデル)。バッテリー駆動時間は約11.5時間。予想実売価格は19万円前後から。発売時期は4月下旬の予定。
ビジネスユースを強く意識したモバイルノート「dynabook SS RX2」。新製品はCPUが若干高速なCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)に強化。またHDDモデルはHDD容量が250GBに増量された。SSDモデルは128GBで変更はない。ディスプレーは外光下でも見やすい半透過型LEDバックライト液晶パネルで、サイズは12.1型ワイド/1280×800ドット。
重さはHDDモデルで約1.09~1.13kg。SSDモデルにオプションの3セルタイプ軽量バッテリーを装着すると、858gの軽さとなっている。予想実売価格は22万円台半ばから。発売時期は5月下旬の予定。
高性能据え置き型ノート dynabook Qosmio GX、FX
ゲームにも優れた性能を発揮するGPU「GeForce 9600M GT」を搭載する高性能ノート「dynabook Qosmio GX」「同FX」シリーズは、32bit版と64bit版のOSをユーザーが選べるようになったのが特徴となっている。OS自体はWindows Vista Home Premium SP1だが、初回起動時に32bit版を使うか、64bit版を使うかを選択する。またHDDも400GBに増量されている。
ボディーのサイズとディスプレーの組み合わせはQosmio G50・F50と同等だが、GXのディスプレーは18.4型ワイド/1680×945ドットで、フルHD解像度ではない。FXは15.4型ワイド/1280×800ドット。どちらもテレビチューナーは搭載しない。
予想実売価格はGX/G8Jが24万円前後。FX/G7Jが21万円前後。発売時期は5月下旬の予定。