テレビ中継もやる気なし
やっとやってきたグランド・スタンド。観客はちょっとは増えたかな? まだまだ、レース運営関係者の方が圧倒的に多そうだ。
ところでアルジャジーラ・チャンネルのカメラさんはどこだろう。日本にいる皆さんは知らないかもしれないけど、アルジャジーラには「アルジャジーラ・スポーツ」というスポーツ専門チャンネルがあって、5つもチャンネルを占有しているんですよ。スポーツ専門局だから、さぞや気合の入った体制だろうと思ったら、カメラはすでに外されており、カメラマンはブラブラとほっつき歩いていました。
気を取り直して(何回目?)、グランド・スタンド上段に上がって写真を撮る。最初からここに来れば良かった。日中の写真もこっちの方が良かったなあ。
トボトボ歩いてパドックへ戻る
そろそろレース終了まで30分。このまま、グランド・スタンドにいてフィニッシュの旗振りを撮るか、歩いてパドック・エリアまで戻って表彰式を撮るか。このサーキットでは、両方は無理だ。
よし、歩いてパドックに戻ろう。そう考えて歩き出すも、道を歩くと遠回りなので、一区画分の砂漠を横切って近道をすることにした。近道をしてゲートに到着したが、あの気のいい欧風兄ちゃんはもういない。現地人(といってもカタール人ではない)の係員が
「本当に歩いてパブリック・エリアまで往復してきたのか!」
なんて言っている。驚く方がおかしいですよ、アナタ。
その後も、ところどころにいる係員が次々と「本当に歩いて行ってきたの!」とビックリしている。そんなことをする客はいないんだろう。さらに歩いていると、バイクで来た観客(今頃来たの!?)がそばに止まって「乗っていけ」と言ってくれた。二人乗りでパドック近くまで運んでもらった。
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