タクシーでサーキットへGO!
トランジットどころか、ドーハに着けないかもといった困った事態を乗り越え、エジプト航空935便は定刻から28分遅れの1428時にドーハ国際空港へ到着。到着ロビーにあるイスラーム銀行で「エジプト・ポンド」を「カタール・リアル」に両替しようと思ったら「エジプト・ポンドは扱ってない。市中の両替屋に行ってくれ」と冷たいお言葉。
仕方がないので、到着ロビーのキャッシュディスペンサーでカタール・リアルをキャッシング。ドーハ空港のキャッシュ・マシーンはJCBも使えるので超便利。
さあ、いよいよロッシル・インターナショナル・サーキットへGO! と言っても、タクシーで行くしかないのだが、カタールにはタクシー会社は1社しかないので、乗り場で誰に声をかけても構わないのが楽チン。
そんなこんなで、やっとこさタクシーはロッシル・インターナショナル・サーキットへと向かった。
ボッタクリの恐怖と、実弾射撃場にドキドキ
ドーハ市街(スークという伝統的市場がある)を抜け、さらにドーハ新市街?(カルフール等がある)を抜けると、その先はもう砂漠である。砂漠の中のサーキット、考えるだけでワクワクするが、それよりもすごいことに気づいてしまった。タクシーの運転手が、メーターをセットをしていないのだ。
「あー、セット忘れた! もう半分くらい来ちゃったよ!」
ボッタクリ作戦ではないようで、一安心。タクシーは砂漠の中の一本道を走り続ける。左手を見ると、砂漠の中にコントロールタワーの頭が見えている。あそこがサーキットか!
と思った瞬間、目を疑う標識が視界の片隅を流れていった。
ロッシル複合射撃区域
何ですか、これ? 実弾演習場のことですか? タクシーの運転手に聞くと「そんな感じ」との意味不明な答え。東富士演習場と富士スピードウェイみたいに、演習場とサーキットって、どこの国でもセットで作るものなんでしょうか?
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