ええっ! 100円なのにっ! こんなに長持ち!
100円ショップの上位グループは、もう100円ショップの電池とは思えないぐらいの超寿命バトルだ。
まず、韓国産のGigamaxこと電池-7は、エボルタをブチ抜き11時間8分30秒で終止電圧をマーク。1時間半を過ぎたころに少し疲れが見えるものの、4時間を過ぎた辺りから粘りを見せている。終止電圧の1.8Vを迎える瞬間も壮絶で、あと30秒で休息期間に入るのを目前に、1.796Vまで落ちてしまった。キムチでも食ってもう少し、あともう少し踏ん張れたなら、次のターンまで持ち込んでメーカー製電池のトップグループとタメを張る結果になっただろう。とはいえ、Gigamaxという名に恥じず100円ショップでは堂々第3位という結果になった。
それを凌駕したのが電池-55。Gigamaxと同じ瞬間に1.802Vをマークし、ギリギリ休息期間に滑り込む! 0.002Vが寿命判定を大きく分けた瞬間だ。その奇跡のチャンスを生かして勝負を次のターンに持ち越し、11時間32分30秒で終止電圧となる。この数値はメーカー製の富士通D RANGE、マクセルと並ぶトップグループの記録。それなのに100円! 税込みで105円で買えちゃうのだ!
1位にランクインしたのは電池-113。なんと、メーカー製の2位となった東芝と3位のマクセルの間に滑り込み、記録は11時間33分とロングライフ。これで4本100円っすよ、100円。100円の価値っていったいナンなのか? と問い詰めたくなる結果だ。
このような結果を見せられると、電池の値段はあってないようなもの。安かろう悪かろうはおろか、国内産も中国産もなく
電池選びは博打!
この言葉が一番似合うだろう。
100円ショップ電池の寿命と電圧の上限と下限
上位3位に入った電池-113と電池-55、そして電池-7ことGigamaxの下限の電圧を見てみると、6時間を過ぎた粘りが特徴的。
この3本の電池は、はじめから高い下限の電圧をキープしており、中盤の粘りで超寿命になっているのがよく分かるだろう。
その結果を寿命のグラフにしたのが次だ。
オーム電機が0.004V足りずに、次のターンへ臨めなかったのが残念だが、上位2本はメーカー製トップグループと同じ寿命。電池-7(Gigamax)は上位と中堅の間、4~5位のオーム電機と電池-141ことGPは、中堅グループと肩を並べている。
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