プライベートブランド電池の寿命と電圧降下の上限と下限
コンビニブランドと、その他プライベートブランドの寿命をまとめたのが、次のグラフ。
トップは有名メーカーの記録をブッチ切ったファミリーマートの電池。生産国は日本となっているが、OEM供給元は明らかにされていない。ん~、ドコで作ってるんだろう……。
第2位は、三菱は三菱でも生産国が中国のローソンブランド105円電池! え? 国産三菱のコジマ電池を抜いちゃったの?? 混沌としたカオスを見せる電池の価格と寿命だ……。
第3位にランクインしたのは、これまた中国製のIKEA電池! 10本199円と100円ショップも驚愕のプライス設定は、儲けが出るのか心配になるぐらい。
国産の三菱と富士通からOEM供給を受けているコジマとセブン-イレブンは、中国産2、3位の背中を見てのゴールインとなった。がんばれ! 日本っ!
次のグラフは、豆電球を10分点灯した直後の下限電圧と、20分休息させた後の上限電圧をまとめたものだ。
メーカー製と同様、下限の電圧に特徴がよく現れているのが分かるだろう。中でもファミリーマートの電池は、終始に渡って他に比べ高い電圧をキープしており、粘り強さが最大の武器といった様相を見せている。
前半のヘタリ具合は第4位と苦戦したが、8時間を越したあたりから急に粘り強さを見せるローソンの電池も特徴的だ。それとは反対に、当初2位だったミニストップの電池は、しゅるるるるぅ~と転がり落ちるように電圧が下がっているのがよく分かる。
IKEA vs ローソンのコストパフォーマンス合戦!
ではいよいよ注目のプライベートブランド対決のベスト・コストパフォーマンス賞を見てみよう。
第1位は文句なしにIKEA! 100円ショップも太刀打ちできない、10本199円というプライスが大きく反映された結果だろう。
第2位は、本家ローソンではなく、ローソンストア100で売っている105円のローソン電池。1位との差は0.5円なので、「IKEAなんてシャレた店は近所にネーヨ!」という場合は、ローソンストア100に走れ!
第3位は、関西系の大手ホームセンター コーナンの電池。2位とは0.6円差、1位とは1.1円差だが4位のほぼ半額というリーズナブルさだ。
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