オーバークロック性能を高める
目指すは1GHz超え?
標準状態でもRadeon HD 4870より高クロックで動作しているRadeon HD 4890だが、AMDはこのGPUの特徴として、オーバークロック動作への耐性の高さを上げている。GPU自体のデザインを修正したRadeon HD 4890では、従来は最外周にあったメモリーインターフェースやPCI Expressインターフェースの周囲に、Decap Ringと称するコンデンサー領域を配置。これによって信号ノイズの低減をはかり、高クロック動作への余裕を持たせているという。
ドライバーの設定ソフト「ATI Catalyst Control Center」にはオーバークロック機能「ATI OverDrive」が組み込まれており、GPUとメモリーのクロックアップを手軽に行なえるようになっている。パフォーマンスを追求するマニアには楽しみな仕様だ。
カードは2スロット仕様で、パソコンとのインターフェースはPCI Express 2.0 x16。電源コネクターは6ピン×2。ディスプレー出力は、デュアルリンクDVI出力×2を備える。
すでに搭載製品が、(株)アスクなどから発表されており、本日2日から販売開始の予定。気になる価格は3万2000円前後と、ハイエンドGPUの割にリーズナブルな値段である点も魅力的だ。