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爆速マシンでWindows 7をめざせ! 第1回

超速でカッコイイ、Core i7のEndeavorがきた

2009年04月01日 15時00分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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ほとばしるほど速い! Core i7+4870 X2

 時間の制約もあり、まだ十分なテストや実用はできていないのだが、いくつかベンチマークテストとゲームを実行しただけでも、Pro7000の速さは目を見張るものがある。

 先日レビューを掲載した「Pavilion Desktop PC m9690jp/CT」や、筆者が普段仕事に使っているノートパソコン、ソニー「VGN-FZ90HS」(Core 2 Duo T7500-2.20GHz)と比較したベンチマークテスト(PCMark Vantageと3DMark06/Vantage)の結果を掲載する。CPUとGPUが大違いなのだから、結果の差は当然と言えるが、それにしても速い。m9690jpだって、大抵のCore 2 Duo搭載パソコンに比べればかなり速いのだ。

PCMark Vantageでの計測結果

PCMark Vantage(x64、VGN-FZ90は32bit)での計測結果

3DMark06/3DMark Vantageでの計測結果

3DMark06/3DMark Vantageでの計測結果

 Pro7000ではゲームの評価もするつもりなので、「ロストプラネット エクストリームコンディション」(カプコン)のベンチマークテストも実行してみた。比較対象はm9690jp、ディスプレー解像度は1680×1050ドットである。こちらの結果も圧倒的で、設定項目をすべてフルにしても、アクションゲームのパフォーマンスの基本である60fps(毎秒60コマ)を軽々クリアしている。

ロストプラネットの計測結果

ロストプラネットの計測結果(単位はfps)。初期設定はデフォルト状態、Highは各項目を最大値(アンチエイリアスのみ、Pro7000は8x、m9690jpはC8x)

 「これだけ高速ならば、アレも快適に動くのでは……」と思い、「Grand Theft Auto IV」のWindows版をインストールしてみた。発売直後は「満足に遊ぶにはクアッドコアCPU必須。最高品質で動かすにはビデオメモリーが2GBは要る」と言われた超ヘビー級ゲームである。

 詳細は訳あって書けないのだが、基本設定(表示品質自動設定)のままゲーム内ベンチマークテストを実行してみると、結果は68fpsに達した。PS3やXbox 360版ですら「30fps出ていないのではないか」と言われるゲームが、楽々と60fpsを超えるのだから驚きだ。描画品質はまだ上げる余地があるので、ゲーム機以上の高品質画像でも快適なゲームが楽しめそうだ。


64bit版Vistaへの移行も検証課題

 素晴らしく速いPro7000だが、OSがVistaの64bit版であることには、いささか不安もある。64bit版Windowsでは周辺機器のデバイスドライバーも64bit版でなくてはならない(アプリケーションは32bit版でも大抵動く……ハズ)。

 チップセットやグラフィックスカードのドライバーは問題ないのだが、それ以外の周辺機器、特にマイナーな機器になると、64bit版ドライバーがきちんと用意されているかどうか不安がある。自宅でも去年、ゲーム用パソコンに64bit版Vistaの導入を検討したことがあったが、この不安がぬぐえないので諦めた経緯がある。

 それでも64bit版を選んだのは、常用している環境は32bit版Vistaばかりなので、64bit版をきちんと使って評価する必要を感じたのが1点。それに加えて、今後のテストではVirtual PC 2007を使って仮想環境を作り、その中でWindows 7のテストもしてみようと考えているからだ。12GBメモリーとCore i7 965のパワーを持ってすれば、仮想環境も快適に動くだろう。

 今回、ちょっと問題になったのがネットワーク接続だ。オンラインゲームのテストも行ないたいので、テスト用に用意されている無線LANにPro7000を接続しようとしたのだが、筆者が所有しているバッファローのUSB無線LANアダプター「WLI-UC-G300HP」は、64bit版のドライバーが用意されていなかった。

 セキュリティー上、業務用の有線ネットワークでテストするわけにもいかない。仕方なく家電量販店に走り、64bit版ドライバーがあるプラネックスコミュニケーションズのUSB無線LANアダプター「GW-USMini2N」を買ってくるはめになった。有線接続が使えないという特殊事例で起こったトラブルではあるが、周辺機器の対応という不安が早速的中してしまった。

GW-USMini2N

慌てて購入してきた「GW-USMini2N」。非常に小さな11n対応USB無線LANアダプター。プラネックスの無線LAN機器は、64bitドライバーを用意している製品が多い

 マイクロソフトはWindows 7では、64bit版をより強く訴求するつもりであると聞く。現在でもWindows Vistaロゴを周辺機器やアプリケーションに付けるには、64bit版での動作確認が必須という。しかしそれらの商品では、ロゴが付いたものがそもそも多くない。消費者が不安を感じずに64bit版のWindows 7を購入するためにも、マイクロソフト、周辺機器ベンダー、アプリケーションベンダーの協力によって、64bit版への対応や動作確認を積極的に実現してもらいたい。そうでなければ、不安を感じる消費者はいつまでも32bit版から離れることはないだろう。

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