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爆速マシンでWindows 7をめざせ! 第1回

超速でカッコイイ、Core i7のEndeavorがきた

2009年04月01日 15時00分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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編集部最速の爆速マシン……の座はやや微妙に

Pro7000とMac Pro

Pro7000(左)とMac担当広田の最新Mac Pro。まあ、似てると言えば……ごめんなさい、やっぱ似てます

 前置きが長くなったが、編集部に来た試用機についてみてみたい。なお、詳細なスペック表は下に記す。ちなみに、同構成での価格は41万5695円。ハイエンドな構成なので、かなりお高い。

 CPUにはCore i7最速のCore i7 965 Extreme Edition(3.20GHz)を搭載。メモリーは目一杯の12GB。4GB超のメモリーを積んだので、OSは64bit版のWindows Vista Ultimate SP1となる。

 「編集部最速マシンだぜ!」と自慢したかったところだが、Mac担当広田が自腹でNehalem版Xeon E5520(2.26GHz)を2基搭載するMac Proを購入したので、最速パソコンの座はやや微妙になった。大抵のベンチマークテストなら負けないだろうが、多くのマルチスレッドを同時で回せるテスト(ビデオエンコードやCGレンダリング)だと、CPU数の差で負けそうだ。

 グラフィックスカードはRadeon HD 4870 X2を選択。Pro7000で選べるシングルカードのグラフィックスカードでは、これが一番速い。そのほかに、HDDは500GB HDDを2基使ったRAID 0構成を選択した。テレビ機能やBDドライブなど、AV系のオプションは搭載していない。

Pro7000内のRadeon HD 4870 X2

Pro7000内のRadeon HD 4870 X2。PCI Express電源コネクターを2本(8ピンと6ピン)使っている

 ちなみにエプソンダイレクトから聞いた話ではないが、最近ではRAID構成を選べるBTO形式のデスクトップパソコンの場合、RAID 1構成で注文する個人ユーザーもかなり増えているそうだ。HDビデオの録り貯めでもしない限り、1TBを超える容量よりも、500GB~1TB HDDを2台使って信頼性を上げる方が実用的かもしれない。

 ちょっと残念だったのは、メモリーカードリーダーの類が選択肢にないことだ。機材が届いてから「あれ?」と思って確認したのだが、Pro7000のBTOメニューにはメモリーカードリーダーがなかった。Pro7000でやりたい作業のひとつが、ハイビジョンビデオカメラ(ソニーのHDR-CX12)で撮影したHD動画の編集とトランスコードなので、ビデオカメラからのデータ取り込みはUSBでカメラをつなぐか、別途メモリーカードリーダーを用意する必要がある。

 欲を言えば、前面のUSBポートも2つではなく、4つくらい欲しかった。USBメモリーやUSB HDD、マウスやらゲームコントローラーやらで前面のポートは頻繁に使いたい。その点2ポートでは少々足りない。

Endeavor Pro7000(テスト機)の主なスペック
CPU Core i7 965 Extreme Edition(3.20GHz)
メモリー DDR3-1066 12GB
グラフィックス Radeon HD 4870 X2(2GB)
HDD 1TB(500GB×2、RAID 0)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
テレビ機能 搭載せず
サイズ 幅209×奥行き490×高さ498mm(ハンドル含む)
OS Windows Vista Ultimate SP1 64bit版
価格 41万5695円

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