つのだ☆ひろに負けたくなかった……
だから☆は2つなんですっ!
伏:芸能といえば、長島さんの自演乙という名前の由来はなんなんですか?
乙:そうですね。僕はもともとネラー(巨大掲示板「2ちゃんねる」ユーザーのこと)だったんですけど、それが他のネラーにもわかるような名前にしようと思ってつけましたね。「自演乙」以外にも何個かパターンがあったんですよ。
「⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン」とか、四つくらいのパターンで悩んでて、それをうちの会長に相談したら、記号は読めないから、せめて漢字にしてくれって言われて、「自演乙」になったわけです。
伏:よく許可がでましたね(笑)。
乙:たぶん、自演乙の意味がわかってなかったんだと思いますよ。よくあるじゃないですか、漢字で夜露死苦、みたいなの。ああいうのだと思われたのかも知れないですね。
伏:なるほど。星が2つという所にも意味があるんですか?
乙:ちゃんとありますよ。『つのだ☆ひろ』さんっていらっしゃるじゃないでか。つのださんは☆が1つなんで、それを超えなきゃいけないなって思って2つにしたんです。
伏:ジャンルが違うじゃないですか(笑)。
乙:でも、僕の中では☆と言えば、つのださんというイメージがあったんですよ。
伏:TV中継で、他の選手に混じって自演乙っていう字を見ると、おっ、てなりますよ。目立ちますよね。
乙:漢字と記号だけなのに、名前が外国人の選手より長いですからね。インパクトには自信がありますね。最近、道で「自演乙さんですか?」って声をかけられたりしますから(笑)。
伏:やっぱり、有名になると周囲の反応って変わりますか? ブログにも書かれてましたけど、街で握手を求められたとか。
乙:そうですね。TVで顔を露出したからなのか、握手とかを求められることは結構あります。ちょっと戸惑ってしまいますね。伏見先生はどうですか?
伏:私は顔を出していないので、まだそういったことは未経験なんですが、有名な方と対談する機会がいただけて、非常に嬉しいですね。こんなに緊張するとは思わなかったんですが(笑)。
乙:僕もまさかって思いましたよ。アスキー・メディアワークスに来て、なんで作家さんと対談なんてさせてもらってるんだろうって。
伏:長島さんは、この(対談の)話を聞いた時、どう思われました?
乙:まず最初に思ったのは、自分でいいのかなっていうことですね。伏見先生の作品が好きなだけにそう思いましたね。
伏:私もまさしく、同じ気持ちでしたよ。私でいいのかなって。長島さんはインデックスのコスプレしてるし、本当なら鎌池先生が来るべきじゃなかろうかと。
一同:(笑)。
伏:いつか私の作品のコスプレもしてもらいたいです。桐乃は普通の制服なんですけど大丈夫ですかね?
乙:普通でも、大丈夫だと思いますよ。記者会見とか、これで「どうも妹です」みたいな感じで。でも、記者に対してめっちゃツンツンになりますけどね(笑)。
じゃあ、小説の中にも
萌えキャラで☆自演乙☆雄子とか出しますかっ(笑)
伏:そしたら、嬉しくて踊りますよ(笑)。実はお会いする前、格闘家の方ってことでちょっとビビッてたんですけど、話してみたら本当に気さくな方なんだなって思いました。ついさっきまでは、失礼なこと言ったらどうなっちゃうんだろうって不安でしたけど。
乙:こんな格好してるのにですか(笑)。
伏:ところで、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』はコミック化もされているのですが、ご存知ですか?
乙:はい。読みましたよ。桐乃がかなり、可愛いですね。コミックではデレの部分が多いですよね。あんな妹いたら絶対変な気起こしますよね(笑)? 伏見先生は妹さんいらっしゃるんですか?
伏:いないです。逆にいたら書けないですね(笑)。
乙:やっぱりこれからも桐乃はツンデレ属性で行くんですか?
伏:もちろんです。でも、そう簡単にはデレませんよ。
乙:えっ、デレないんですか? それは逆にデレるのが楽しみですね。僕絶対、デレデレになるまで見続けますよ。
伏:ありがとうございます! そういえば、長島さんのファンの方って、アニメが好きな方、格闘技が好きな方、両方いらっしゃると思うのですが、感覚的にその比率ってどんな感じですか?
乙:ブログのコメントとかから感じるのは、格闘技にもアニメにも興味がないって方もいらっしゃるようですね。Vipper(巨大掲示板「2ちゃんねる」のVIP板住人のこと)も多いですしね。ふざけた格好をしてるのに、リングに入ると顔が変わるってところでファンになったっていう声も聞きますね。
伏:これで格闘技のファンの方が、私の小説を読んでくれると嬉しいんですけどね。
乙:それは僕も嬉しいですね。
伏:それじゃあ、私の小説にも格闘家だしますか! 長島☆自演乙☆雄子とか。萌え萌えキャラで!
乙:よろしくお願いします(笑)。じゃ、お兄ちゃん役で長島☆自演乙☆雄一郎もお願いします。
伏:ちなみに私はこうやって冗談っぽく言ったことは、必ず原稿にして編集部に提出しています。毎回そちらにいらっしゃる担当編集さんに怒られてボツになるんですけど(笑)。 最強のオタクでいらっしゃる長島さんのパーソナリティはとても(キャラ作りの)参考になりました。 ご本人を登場させられるかはまだ分かりませんが、今日の対談で得たものは、必ず作品に良い形で反映させられると思います。ご期待ください!
──実は対談を収録した本日は、伏見先生のお誕生日ということで、長島さんからプレゼントがあるそうです。
乙:はい。セコンドのシャツなんですけど。よかったらこれにサインをさせていただこうかと。
伏:凄い……。ありがとうございます。実はこちらからも、長島さんにも贈り物が。
乙:まじすか!
伏:お勧めライトノベルセットです。どれも面白いので、是非読んで、コスプレの参考にしていただければと思います。
乙:ありがとうございます!
──対談を経て、お互いに対して、今後の期待することなどを教えてください。
乙:いつか、僕を伏見先生の作品に出してください(笑)。僕も小説が出たら読んで、それがアニメ化したらコスプレをして、そういった形で応援させてもらいます。一ファンとして期待してます。
伏:ありがとうございます。めちゃめちゃやる気が出ました。4月10日に発売される3巻では、桐乃と京介がラブホに行くシーンがあるんですよ、ご期待ください!
乙:おお!
伏:どうしてそうなったのかはまだ秘密なんですが、そのあたりをお楽しみにしていただければと思います。
乙:やばい、気になる。絶対読みます。
伏:よろしくお願いします。そして私の方からですが、長島さんは世界で一番強いアニオタなので、今後も世界で一番強いアニオタでいてください。まずは次の試合、クラウス選手をぶっ飛ばしてください。
乙:はい。絶対倒して、オランダにアニメを布教してまいります。ところでクラウスさんは、アルバート・クラウスという名前なんですが、アニメ的にはアルバートおじさんの方が面白いので、アルバートさんと呼ばせていただきます。アルバートさんはすごい強敵なので、油断はできませんので、気を引き締めて挑んで行きたいと思ってます。それとアメリカやフランスに比べると、オランダではアニメが浸透してないようなので、これを機に、アルバートさんをフルボッコにして、何コイツとオランダ人に思わせるのが目的ですね。そして、一体コスプレってなんなんだ、その素になってるアニメってなんなだって興味をわかせてアニメをオランダに布教したいと思ってます。
──ありがとうございました!
【伏見つかさ先生の最新情報!!】
●著作『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の3巻発売(4月10日)を記念したインタビューが『アキバBlog』(http://blog.livedoor.jp/geek/)にて4月8日から掲載予定!
●最強の美少女マガジン「電撃G’s magazine」の連載企画『Baby Princess』とのコラボダイアリー(http://gs.dengeki.com/suteki/item/)も実現! 両方とも要チェックだ!
【長島☆自演乙☆雄一郎氏の最新情報!!】
●4月21日の『K-1 WORLD MAX』にて長島☆自演乙☆雄一郎の応援シートの予約受付中! 詳しくはこちらのHPをご覧下さい!
●なんと自演乙氏の着ボイスが登場! ドワンゴから4月上旬に公開予定なのでお楽しみに!
●そしてさらに テーマソングまで発売決定!? シンガーは桃井はるこさんということで、期待せずにはいられない。こちらもドワンゴから6月19日発売予定だ!
プロフィール
伏見つかさ(ふしみ・つかさ)
第12回電撃小説大賞に応募した『十三番目のアリス』にて、電撃文庫デビュー。近著は、同じく電撃文庫の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』シリーズ。
長島☆自演乙☆雄一郎(ながしま・じえんおつ・ゆういちろう)
歌って踊れるコスプレキックボクサー。初代NJKFスーパーウェルター級王者。現在は『K-1』にて活躍中。4月21日には『K-1 WORLD MAX 2009 世界王座決定トーナメント開幕戦』にて初代K-1MAX王者アルバート・クラウスと対戦予定。