
オレンジの表紙が鮮やかなロディア。普通のメモ帳タイプはブロックロディアとも呼ばれている。ポケットサイズの11番や12番などは1ヵ所、やや大きめの16番(A5)以上は2ヵ所の針で留められているシンプルなメモ帳だ
“メモ帳”と言ってもサイズや枚数、罫線の有無など好みはいろいろあるだろう。出先でのスケジュール管理などを含め、普段から使っている手帳1冊ですべて済ませる人、A5やB5程度の学習ノートに書き留めるのが好きだという人。一方で、銀行の景品でもらえるような普通のメモ帳を無頓着に使う人もいるかもしれない。
ただ、電車に乗っていたり、街を歩いているときなど、いつでも思いついたことをすぐさま書き残す習性を持っている人の間で、非常に高い人気を誇っているメモパッドがある。それが「ロディア」(ブロックロディア)だ。片手で開いて走り書きできる携帯用メモパッドでは、定番中の定番と言える。
1934年にフランスで作られ始めたこのメモパッド、メモ用紙と厚紙のカバーを針で留めただけという、極めてシンプルな作りながら、オレンジ色のシャレたデザイン、ペンが滑りやすい上質な用紙などメモ帳としての素性はもちろん、定番製品であるがゆえの周辺商品も含めて、独自のワールドを作り上げている。
