サイボウズOffice8 for SaaSとも連携
インターフェイスは、左側に受信箱、右側上部にタイトル一覧、その下に本文が表示される、「Outlook」などでもおなじみの3ペイン形式が採用されているため、移行も戸惑うことなくスムーズに行なえる。
メールの検索や各種フィルタリングといった基本的な機能はもちろん、カスタマイズ可能なキーボードショートカット、メールのドラッグ&ドロップ、マウスオーバーによる添付ファイルのプレビュー、メールアドレスなどの一部分を入力しただけで残りを補完してくれるオートコンプリート機能、利用者同士で共有できるドキュメント作成、同じくスケジュールを共有できるカレンダー、社内で利用できるIPメッセンジャーなど、多くの便利な機能が用意されている。
また、「サイボウズOffice8 for SaaS」、「Google Map」、「Skype」、「Excite翻訳」といった多くの外部提供サービスと連携できるようになっているのはWebメールならではだろう。
もちろん携帯電話は国内3キャリアに対応している。さらに、iPhone専用のインターフェイスも用意されているのも注目だ。
オプションを駆使すれば
企業コンプライアンスも、より強固に
管理者は管理コンソールと呼ばれる画面を使い、ユーザーそれぞれ、またはあらかじめ設定した特定のグループ(サービスクラスと呼ばれる)ごとに、HTMLメール利用、添付ファイルダウンロード、転送、カレンダー、ケータイ閲覧、POP/IMAP利用、など様々な機能の利用権限を設定できる。
この機能をうまく使うことによって「情報は知る必要がある人間だけに伝え、知る必要がない人間には伝えない」という「Need to knowの原則」を徹底することができると言う。
また、有料オプションのメールアーカイブ&監査オプションを利用すると、対象となる全ユーザーのメールをそれぞれのメールボックスとは別のアーカイブディスクと呼ばれる領域に保存・蓄積し、自由に閲覧、検索をすることができるようになる。
アーカイブディスクに保存されたメールは後から手を加えることができず、情報としての信頼性が保たれるため、内部監査など企業コンプライアンス対応の重要な取り組みに役立てることができる。
以上のように「feedpath Zebra」は、企業が電子メールに関して必要とする十分な機能を備え、しかも比較的安価に提供されているサービスだ。
中村さんによると、想定するメインターゲットは「すでになんらかのメールシステムを導入している100〜1000名規模の会社」とのことだが、もう少し規模の小さい、それこそ数名から成るSOHO的な会社にも十分フィットするのではないかと感じた。
とはいえサービスの使用感は実際に使ってみないとわからないことも多いだろう、「feedpath Zebra」のサイトで30日間無料トライアルサービスを申し込むことができるので、興味がある向きは実際に体験してみるといいだろう。