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キヤノンからも3万円ファクス複合機──PIXUS MX860

2009年03月24日 13時00分更新

文● 編集部

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 ファックス付きで3万円前後。これは2009年の複合機市場の公式となりそうだ。国内市場ではすでにエプソンの「PX-601F」(関連記事)、日本HPの「HP Photosmart Premium」(関連記事)などが発表されているが、キヤノンからインクジェット式のA4ファクス複合機が登場した。

PIXUS MX860

 今回発表となった「PIXUS MX860」は、箱型の省スペースボディーに両面ADFや、有線/無線LAN機能を備えたファクス複合機。最小1pl、最高解像度9600dpiに加え、5色インク(染料CMYKインク+顔料ブラック)を搭載。それでいて3万円台前半の価格を実現したハイコストパフォーマンスモデルである。

 スタイリッシュだが、高価というPIXUSシリーズの無線LAN搭載モデルのイメージを払拭した。

 画質的には、2008年9月発表の「PIXUS MP620」がベース。これにスーパーG3対応FAX、A4用紙を35枚積載可能な自動両面スキャン/コピー対応のADF、有線/無線LANといった機能を追加している。

 FAXについては、ジャンクファックス(送信元が非登録または不明なファクス)を受信拒否したり、送信先の番号を2回入力することで誤ダイヤルを防ぐなど、セキュリティー性を強化している。

 本体は従来機種(PIXUS MP850)から小型化され、幅491×奥行き437×高さ226mm、、重量約11.8キロとなった。対応 OSは、Windows 2000/XP/Vistaのほか、Mac OS X 10.3.9以降にも対応する。

 発売は4月上旬で、同社直販サイトでの価格は3万4980円。



フイルムも読み取れる縦置きスキャナーも


 なお、キヤノンはこの「PIXUS MX860」に加え、9600dpiのCIS型フラットベッドスキャナー「CanoScan LiDE 700F」も発表している。

LiDE 700F

 LiDE 700Fは、2008年9月に発売された「CanoScan LiDE 600F」の後継機種で、立てた状態でのスキャンが可能。反射原稿読み取り時の解像度は4800dpiだが、フィルムスキャン時には9600dpiとなる。定評あるおまかせスキャン機能や、自動ごみ傷補正、退色補正、逆光補正、粒状感低減機能など、簡単に美しくスキャンするための機能に関しても配慮されている。

 本体サイズは幅292×奥行き409×高さ44mmで、重量は約2.1kg。発売は4月上旬で、同社直販サイトでの価格は1万5980円となる見込み。対応OSは、Windows 2000/XP/Vista、Mac OS X 10.3.9以降。

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