操作性は良好。通常撮影と連写のスムーズな切替
ボディはいわゆるコンパクトデジタルカメラと変わらず、同社のコンパクトデジカメEX-Zシリーズとほぼ同程度。しかし、背面の操作部を見ると、このカメラがタダモノではないことが分かる。
背面右上部には動画専用シャッターボタンが用意され、その周囲はハイスピードムービー用のリング型セレクトレバーが配置。背面上部には高速連写ボタンがあるなど、本機ならでは操作系が追加されている。1枚撮影と高速連写を切り替えるのは、連写ボタンを押すだけ。通常動画とハイスピードムービーを切り替えるのはレバーを回すだけと、操作も非常に簡単だ。
なお、連写は毎秒2/5/10/15/30枚(最大30枚、600万画素相当)の高速連写と、毎秒1コマ前後(枚数無制限、900万画素相当)が、ハイスピードムービーには毎秒1000/420/210コマなどのモードがあるが、これらはメニュー内で設定しておく。
画像を一時的にバッファリングして、シャッターを切る前の瞬間も連写撮影/動画記録できる「パストムービー」機能が付いているのはF1やFH20と同様。FC100では新たに、「タイムラグ補正」と呼ばれる機能も付いた。これはシャッターボタンを押して撮れるまでのタイムラグをなくすもので、あらかじめ数値(0.1/0.2/0.3秒)を設定しておくと、パストムービー同様にシャッターボタンを押す前の画像も記録する。連写ではなく1枚撮り用の機能だが、パストムービー同様に高速連写機能を使うため、撮影画像は最大600万画素相当となる。