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CMSを超快適にするFirefoxアドオン3選 (2/2)

2009年03月24日 08時00分更新

文●小橋川誠己/企画報道編集部

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好みのエディターが入力画面になる!
「It's All Text!」

Firefoxアドオン

It's All Text!の設定画面。起動するエディターや文字コードを指定できる

 最後に紹介するのは、今回取り上げた3つの中でもイチオシのアドオン「It's All Text!」だ。ちょっとしたテキストの入力や修正なら、先に紹介した「Resizeable Textarea」でも十分便利だが、長文のテキストを入力するときには、いきなりブラウザー上で書き始める、という人は少ないだろう。たいていはブラウザーとは別にテキストエディターなどを立ち上げて、コピー&ペーストしているはずだ。

 だったら始めから入力フォームの中身をブラウザーの外(つまりエディター上)で書けるようにしてしまおう、というのがこのIt's All Text!だ。It's All Text!を有効にすると、textareaの外側(デフォルトでは右下)に「編集」ボタンが出現する。このボタンをクリックすると、あらかじめ設定しているエディターが自動的に起動。エディター上でテキストを入力して上書き保存するだけで、入力・編集した結果がtextareaに反映される。

Firefoxアドオン

textareaの外側に「編集」ボタンが表示される。これをクリックするとエディターが起動する。ここでは右上に表示させているが、ボタンを表示する位置は上下左右に変更可能だ


 もちろん、すでに入力済みのフォームで「編集」ボタンを押した場合は、フォームの内容がきちんとエディター側に読み込まれるので、新規入力の時だけでなく、既存のテキストを編集したい時にもありがたい。

エディターが起動するとフォームの中身が読み込まれる(画面左)。エディターで編集して上書き保存すると、フォームが一瞬黄色にフラッシュバックした後、更新される(画面右)


 このIt's All Text!、個人的に便利だなと感じたのが、WordPressやMTのテーマ/テンプレート(あるいはプラグイン)をカスタマイズするとき。たとえば、ちょっとした手直しが発生したときに、ローカルで作ったテンプレートをサーバーにFTPでアップして、管理画面を開いて適用し直して……というステップを踏むのは面倒なことがある。

Firefoxアドオン

MTのテンプレート編集画面。ブラウザー上ではなかなかやりづらい作業も、It's All Text!とエディターとの組み合わせなら快適だ


 そんなとき、It's All Text!を使えばかなり快適だ。WordPressやMTの管理画面には、テンプレートやプラグインをフォーム上で直接編集できる機能がある。見通しの悪いフォーム上でちまちまとタグを書くのはあまり現実的ではなく、It's All Text!を使う前にはまったく使う気にならなかった機能だが、普段使っているエディターと組み合わせて使えるようになった今では大いに重宝している。さくさくっと直して、プレビューして、という繰り返しがスムーズにできるのでオススメだ。

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