撮影編
いざ撮影。当日は風はあったが、天候は快晴。いい条件といえる。
同行した“戦車部長Y”氏はキヤノンEOS 50Dに円高を利用し自腹で揃えた広角・標準・望遠ズームで参戦、残念ながら手元不如意な筆者はニコンD200と手ブレ補正機構搭載の「便利ズーム」一本で臨んだ。なお、EOS 50Dでの撮影はすべてオート。また「便利ズーム」の撮影パラメータに関しては筆者の設定が全く推奨できないため割愛。画角のみを見ていただきたい。
作例1(近距離から艦橋を撮る)
まずは右舷タラップ付近から直上の艦橋を写した。撮影位置はほぼ同位置であり、それぞれのレンズから得られる画角の違いをご覧頂きたい。
EOS 50D+EF-S 10-22mm/広角端(35mm判換算16mm相当)、F10、1/250秒
EOS 50D+EF-S 10-22mm/望遠端(35mm判換算35mm相当)、F11、1/200秒
EOS 50D+EF 24-105mm/望遠端(35mm判換算167mm相当)、F7.1、1/500秒。引き渡し前なのでIHIマリンユナイテッドの旗が上がっている
EOS 50D+EF 100-400mm/200mm(35mm判換算320mm相当)、F6.3、1/500秒
EOS 50D+EF 100-400mm/望遠端(35mm判換算635mm相当)、F10、1/800秒
作例2 艦左舷後方よりの撮影
艦の後方からの撮影が許可されたが、残念なことに撮影できる時間と立ち位置は限られていた。そんな中でフネらしい全景を撮るため、レンズは広角ズームEF-S 10-22mmを装着して撮影に臨んだ。真後ろからでは艦の外形からただの箱にしか見えない。逆光位置となったが、左舷後方から撮影してみた。
EOS 50D+EF-S 10-22mm/広角端(35mm判換算16mm相当)、F10、1/250秒
EOS 50D+EF-S 10-22mm/望遠端(35mm判換算35mm相当)、F10、1/160秒
D200+ED 18-200mm/望遠端(35mm判換算300mm相当)。艦尾の「高性能20㎜機関砲」(ファランクスBlock1B)。限られた時間内で移動しながらの撮影ではレンズ交換不要の「便利ズーム」は有利。全景から細部までサクサク撮れる
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