ルート検索を利用するにはまず、「出発地」をタップして住所やキーワードを入力する。地図上の位置をタップしてもいい。次に同様に「目的地」を入力する。「日付 & 時刻」を変える必要がある場合は、タップして変更する。その後、「続行」をタップし「経路を検索」をタップする。最寄りの駅よりも、徒歩をあまり気にしないような気がする。
車でのルートも簡単に検索することができる。また、友人の位置情報を知ることができるサービス「Google Latitude」もある。
モバイルGoogleマップで最大縮尺から最小縮尺までを表示。拡大していくと、とても高精細な地図が表示される。ビル名もきちんと表示されるので初めて訪れる際にもあまり不安に感じることはないだろう。一方通行なども表示されるので応用範囲も広い
また、新しいバージョンからストリートビューが可能になった。ただし、2009年３月５日現在、http://www.google.co.jp/gmm からダウンロードした場合はストリートビューが表示できないバージョン2.2.0.19がインストールされる。ストリートビューが可能なバージョンは 3.0.0.12を http://www.google.com/gmm からダウンロードし、インストールする必要がある。
また、モバイルGoogleマップにはJava版もある。こちらはストリートビューが地図と同じ画面に小さく表示できたりと、現状のWindows Mobile版よりも機能が上だ。といっても残念ながら、WILLCOM 03にプリインストールされたJavaでは利用できない。いずれは、Windows Mobile版にも反映されるはずなので楽しみにしたいところだ。
モバイルGoogleマップは、ビットマップデータを使用したためか、W-SIMでの接続時に電波状態があまりよくない、高速で移動中といった状況だと、表示に時間がかかる場合がある。移動中などの場合は、描画が追いつかず粗い線で表示された状態だけになってしまう場合もある。だが、無料で路線、ルート検索から、ストリートビューなど多彩なサービスを受けることができるのは大変な魅力だ。とりあえずGoogleマップを利用してみて、サービスに物足りなくなったり、電波の届かないところでも地図を見たくなったりしたらほかのサービス、ソフトウェアを利用してもいいだろう。
なお、W-SIMの位置情報をモバイルGoogleマップに表示するユーティリティや、さまざまなモバイルGoogleマップで利用できるソフトウェアもあるが、今回は割愛したい。将来的に紹介する機会があればと思う。
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