このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

WILLCOM 03でBluetooth GPSを活用する - その2/実践編

2009年03月28日 07時00分更新

文● 山田道夫

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

地図の拡大・縮小表示。左上から1段階ずつ拡大している。地図はベクターデータのようなので高精細な描写は苦手だが、ズームの切り替え時、W-SIM利用であってもあまり待たされることがなく十分に実用的だ。ただし、高精細、小縮尺の場合は詳細な地図が表示されるが大縮尺の場合は主要な道路、行政の区分くらいしか表示されない。逆に自動車で移動している場合などは、わかりやすいのかもしれないが

 また、GPSと直接のかかわりあいはないが、おもしろい機能もある。たとえばトータルナビの画面で右から4番目のアイコン「おすすめスポット」タブの「映画検索」を選ぶと、見たい映画を上映している映画館を簡単に探すことができる。映画のタイトルで検索すると、上映している映画館がリストアップされるので、映画館をタップで選び、「上映情報」をタップすると何時開始かがわかる。さらにその時間に合わせた出発時間や経路を探せばよい、というわけだ。作品詳報を読むこともできるので、映画に関する情報も一通りわかる。

 移動に伴うCO2の排出量も概算でわかるので、環境に配慮したいという人はそれをもとに経路を検討するといいだろう。

 ちなみに、今回使ってみて感心したのは、意外に表示が高速なこと。都心からちょっと離れた住宅地で、ファーストフードの店内という決して好条件とはいえないような状況でも、「現在地(GPS)」タブで「現在地を確認」をタップして地図の表示が終わるまでに10秒もかからない。この速度であれば、移動中に実際に位置を確認したり地図を確認する場合にも十分実用的だといえる。

 フルサービスを利用しようと思うとNAVITIMEは月額315円かかる。この金額の評価はユーザー各人によるが、たいへん手軽にGPSを活用したデータを参照できるため、使う頻度によってはかなりリーズナブルといえるだろう。先述したとおり、徒歩ナビ中の音声ナビは画面を見ていなくても曲がる地点を知らせてくれるなど秀逸だ。ベクターデータなためか、W-SIM利用時でもほとんど待たされるストレスを感じない。なかなか使い勝手のいいサービスだといえる。

 次回は、2つのNAVITIME以外の地図ソフトとGPSを組み合わせて利用する方法を紹介しよう。

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン