この国の“空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、
彼を見守った女の子のたった11日間の物語
「東のエデン」
作品解説
この国の“空気”に戦いを挑んだ、ひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語を描くのは、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守り人」などハイクォリティな映像とともに鋭い洞察力で深遠な人間ドラマを展開してきた神山健治。神山監督が原作・脚本・監督を務めるフジテレビのノイタミナ枠、オリジナル・アニメーションだ。
キャラクター原案には「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」(「ヤングアニマル」白泉社)などで、男女問わず幅広い層から支持を受けている羽海野チカ。アニメーションのキャラクター原案を手がけるのは、本作が初めてとなる。
また、音楽を担当するのは、「イノセンス」や「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」など数々の劇場アニメ大作を手がけ、「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」で第41回シッチェス・カタロニア国際映画祭 最優秀映画音楽賞を受賞した川井憲次。
TVシリーズの完結後の今冬には劇場版も控えている、期待度大の作品だ。
あらすじ
2010年11月22日(月)。10発のミサイルが日本各地に落ちた。
一人の犠牲者も出さなかった奇妙なテロ事件に対して、人々は「迂闊な月曜日」と呼んだが、すぐに忘れてしまった。
それから3ヵ月後、大学卒業を控えた森美咲は、不穏な社会へと漕ぎ出す前に自分を見つめ直すため、アメリカへの卒業旅行に出かけた。ところが、彼女はホワイトハウスの前でトラブルに巻き込まれてしまう。
そんな咲の窮地を救ったのは、一人の日本人だった。
滝沢朗。
一糸まとわぬ全裸の姿に、片手には拳銃、もう片手には謎の携帯電話が握られていた。
助けてもらったお礼にと、咲は自分の着ていたコートを滝沢に差し出した。彼は全ての記憶を失っているという。しかし、そのコートの中にはパスポートが入っていた。滝沢を追ってワシントンの街を駆け回る咲……。
再び滝沢に会うことができた咲。二人は次第に打ち解けていき、日本へと帰国することとなる。
そして帰国の日。東京へ向けて、11番目のミサイルが発射された──。
混乱する空港で、突如として滝沢の携帯が起動し、一本の電話が入る。
「No.9、セレソンシステムの有効圏内に入りました。直ちに持てる者の義務を遂行して下さい」
それはジュイスと名乗る女性からの謎のメッセージ。彼女は滝沢の携帯に、82億円の電子マネーがチャージされていることを告げる。
滝沢朗は何者なのか? そして、彼が持っていた携帯電話の正体は? 失われた、滝沢の記憶とは何だったのか?
スタッフ
原作・脚本・監督:神山健治
キャラクター原案:羽海野チカ
音楽:川井憲次
キャラクターデザイン:森川聡子
副監督:吉原正行
総作画監督:中村悟
美術監督:竹田悠介
色彩設計:片山由美子
CGI監督:遠藤誠
撮影監督:田中宏侍
アニメーション制作:プロダクション I.G
キャスト
未定
テレビ放送情報
フジテレビ 4月9日から毎週木曜24:45~ ほか
(※放送日時は放送局の都合により変更になる場合があります)
公式サイトURL
http://www.juiz.jp
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