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Mac版ノートン インターネットセキュリティを試す

2009年03月18日 18時00分更新

文● 服部孔明

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セキュリティーレベルをネットワークごとに変更

 ここでは「Norton Firewall」の「ネットワークの検出」機能に注目したい。無線/有線LANといったネットワークごとにセキュリティーレベルを設定でき、特にモバイルユーザーには役立つ機能だ。

 不特定多数がアクセスしているネットワークでは、ファイルを送受信するBonjour/ファイル共有/リモート機能を極力遮断しておくのが無難だ。むやみに多くのサービスを遮断すると使いにくくなるものの、信頼のおけない場所では必要なサービスのみ許可してそれ以外を遮断するといい。環境が切り替わるとどの設定を使うか促す画面も表示される。

Norton Firewall

「ファイアウォールの設定」の「設定」から、接続場所ごとにルールの変更が可能。手順がわかりにくい場合は、「アシスタント」を押して表示される指示に従って作業を進めよう

Norton Firewall

別のネットワークに接続すると、ダイアログが現れる。ここで接続先の場所を指定すれば、事前に登録した設定に切り替わる。新たに設定の追加/変更も可能だ

 なお、設定が複雑になるため、Mac OS Xのファイアーウォールは「すべての受信接続を許可」にして、本ソフトで管理しよう。

 なお、本パッケージと同時に、Mac版とWindows版をセットにした「ノートン インターネットセキュリティ デュアルプロテクション」(価格は1万4700円)も発売されている。Boot Campなどを利用してWindowsを使っているユーザーにお勧めだ


【Conclusion】
○ 最適な設定に自動で切り替わるファイアーウォールのほか、数多くの機能を搭載。ほとんど設定を変更せずにそのまま利用できるのもうれしい。
× ファイアーウォールを細かく設定変更するにはネットワークの知識が必要になる。詳しいマニュアルが付属せず、実際の手順がわかりにくい。


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