Windows用ウェブブラウザーの最新版「Internet Explorer 8」(IE8)の正式版が、20日2時から公開される。マイクロソフトのウェブサイトで提供され、対応OSはWindows Vista/XP、Windows Server 2003/2008。
IE8は従来のInternet Explorer 7の後継として、「レンダリング速度の向上」と「Web標準との互換性」を重視して開発されたウェブブラウザー。特にレンダリング速度についてマイクロソフトは、Internet Explorer 6と比較して7倍高速としている。その一方で、既存のInternet Explorerとの互換性も図られている。
また、「アクセラレーター」と称する新しい機能が導入されている。従来まではウェブページ上の文字列を選択して、コピー&ペーストで検索していたような操作を、アクセラレーターを使うことで、他のウェブページを開くことなく、そのページ上から関連情報を検索できる。アクセラレーターには、すでに「Yahoo!辞書」や「goo辞書」「価格.com」「eBay」「Wikipedia」などが対応している。
ASCII.jpではIE8について、解説記事を多数掲載している。競合するウェブブラウザーとの比較も含めた記事へのリンクを以下に掲載する。IE8の機能やパフォーマンス、互換性について知りたい方は、ぜひ参照していただきたい。
IE8の機能解説、アドオン紹介記事一覧
IEの反撃始まる? Internet Explorer 8 Beta 2が公開開始
IE8の主な変更点について解説した記事。Web標準との互換性やレンダリング速度の向上のほか、操作性の改良について解説している。
ほかのウェブブラウザーとの比較記事
師走に爆速の最新ブラウザーはどれだ!?
2008年末に掲載の特集記事。IE8のほか、「Google Chrome」「Firefox 3.1」「Opera 10α」など最新ウェブブラウザーを、ベンチマークを中心にパフォーマンス比較している。
IE8 vs Lunascape5 RC速度対決
IE8より一足早く正式版が公開された国産ウェブブラウザー「Lunascape 5」(記事中ではRC版使用)を加えてのパフォーマンス比較記事。高速さをうたう競合と比較すると、さすがにIE8には不利な結果となっている。
機能で選ぶ次世代ブラウザー(前編)
機能で選ぶ次世代ブラウザー(後編)
9ヵ月ほど前の記事なので扱っているバージョンが少々古いが、IE8やFirefox 3、Safari 3.1.1などとの機能面で比較した解説記事。前後編の2部構成となっている。
サイト運営者、制作者向けの利点解説記事
IE8でWebサイト運営者は4回うれしい
IE8の特徴について、ウェブサイト運営者やウェブページ制作者にとっての利点をまとめた記事。ウェブページの一部を切り出して見られる「Webスライス」機能についても詳しい。
IETester、待望の「IE8 RC1」へ対応
Internet Explorerの各バージョンでの表示や動作を確認する、ウェブページ制作者向けテストツールの最新版に関する記事。IE8にもいち早く対応している。