このページの本文へ

BOOM BOOM SATELLITESや髭(HiGE)のMV監督が語る

ニコ動MADにイジられる喜び――長添雅嗣氏に聞く

2009年03月18日 14時15分更新

文● BUBBLE-B、西川仁朗/トレンド編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

映像のグルーブ感で起承転結を作る

Bubble-B氏。DJ・コンポーザー/映像リミキサー/B級グルメチェーン本店巡り愛好家。1976年生まれ。1996年より空手とテクノをミックスさせるという実験ユニット「カラテクノ」の活動開始と共に、イベント「SPEEDKING」を開始。2000年よりソロユニット「BUBBLE-B」としてライブ活動を開始。何でもない映像をカットアップし、音楽と同期させることによりグルーヴ感を生み出すことを命題としている。地上派キー局のアイキャッチや過去番組のDJMIX風コラージュ作成など幅広く活動中

BUBBLE-B MVではほとんど先に曲が完成していますよね。そこからどのように制作に入っていきますか?

長添 まず、バンドのメンバーと話し合い、そしてもちろん何回も何回も曲を聞き込みますね。映像のアイデアは常に50個くらい携帯電話にストックしています。いいアイデアが思いつくのってアイデアを考えているときじゃないことが多いんですよ。電車に乗っているときとか、編集中とかにパッといいアイデアが思いついたらすぐにメモを取りたいんです。寝ているときに一度起きてメモをすることも多いですよ

BUBBLE-B 短い3分間とか4分という時間のMVの中に、起承転結のあるストーリーを盛り込んでいるように感じるのですが、その辺は意識されていますか? 

長添 していますね。映像はもともと言葉があって、作るものですよね。役者が喋る言葉やストーリーが情報を伝える。でも、僕がやりたいと思っていることは言葉に頼らないで、絵でメッセージを伝えることです。

 絵でコミュニュケーションを伝えたい。映像の起承転結――映像のグルーブ感――をいつも意識していますね。特にBOOM BOOM SATELLITESは曲の構成に起承転結ができているので、それに乗っかって、映像も負けないようにしています。


BOOM BOOM SATELLITES/WHAT GOES ROUND COMES AROUND


BUBBLE-B 確かにサビの部分はグッとミュージシャンに寄って映像を取ったりして、盛り上がった印象を使えていますよね。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン