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Eye-Fiでワイヤレスの利便性を体感する

2009年03月13日 17時00分更新

文● 吉田陽一/トレンド編集部

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Eye-Fi対応カメラEX-Z400を使ってみた

 今回、カシオから発売された春の新モデルEX-Z400は「ダイナミックフォト」「オートベストショット」など多彩な機能を備えているが、その中の一つとしてしっかりEye-Fi Shareに対応済みを謳っている。

EXILIM EX-Z400。実売価格は3万円前後

 このEye-Fi対応機能だが、画像データ転送時のアイコン表示、同じく画像データ転送中に電源オフした際の確認メニューの表示となっている。結構地味な機能だが、Eye-Fi Shareを使っている際に表示が出ているのは意外とありがたいところだ。

EX-Z400の液晶画面にデータ転送中のアイコンが表示されているところ(液晶画面左下)

転送先のパソコンにデータが転送されているところ

 基本的にはEye-Fi Shareは、SDメモリーカード対応の機種であれば使用することができる。ただし通常の機種だと、転送中と知らずにカメラの電源をオフにしてしまうこともあるだろう。EX-Z400では転送中に電源をオフにしようとすると確認画面が出るので、転送中にうっかり電源を切ってしまうということを防ぐことができる。

転送中のメッセージ

転送中に電源をオフにしようとするとこのようなメッセージが表示される


大変便利だが、転送プロセスなど改善の余地はまだある

 使ってみた感想だが非常に便利だ。撮影していると、ちょっとした時間の合間に、画像がカメラから登録されているパソコンに転送されていく。もはやケーブルレスの転送の利便性は一度知ってしまうと手放せない。EX-Z400の画像データであればファイルサイズも100KBから200KB程度で転送も一瞬だ。参考までに近年高画素化が著しいデジタル一眼レフだと1ファイルあたり4MBから6MBとなり、そのサイズだと転送にも数秒かかるようだ。

 これはEye-Fi Japanにも確認済みだが、インターネットに接続していないイントラのみで構成された無線LANネットワークでは使えない点は注意が必要だ。

 また、転送開始まで時間がかかることに不満を感じた。EX-Z400で撮影後、Windowsパソコンに転送開始されるまでの時間を計測したが、2分半から最大4分くらい待たされた。もちろん、これは無線LAN側の動作状況にも影響を受けると思うが、もう少し転送までの待ち時間を短くしてほしいと感じた。可能であれば「Eye-Fi Mannager」のバージョンアップで、ファイル転送開始までの時間をユーザー側で設定できるようにしてほしい。

 ということで、今回は自宅や会社の無線LANを使ってEye-Fi Shareを使ってみたが、次回はウィルコムの持ち運べる無線LAN基地局「どこでもWi-Fi」と組み合わせ、屋外で使ったレポートをお送りする予定だ。

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