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こんなの見たことない!? 特殊なマザーボード

「Mac Pro」現る Apple Store銀座で激写だ!

2009年03月11日 21時39分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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「変態マザー」だー!

 外観は変わらないMac Proだが、内部レイアウトは若干変更されていた。従来機では1枚のマザーボードが立てて置かれていたが、新型では、マザーボードとドーターカード(懐かしい響き!)の2枚に分かれている。ドーターカードはCPUとメモリーを備えており、横方向に差し込む構造だ。レバーを開くだけで簡単に取り外せる。

内部俯瞰

写真で少し欠けている最上段がDVDドライブで、その下の4つ横に並んでいるトレイがHDDマウンタだ。中央の右側にはPCI Expressスロットが4基ある。下段はCPUとメモリーを備えたドーターカードが差し込まれている

ドーターカードを分離

ふたつのレバーを立てれば、この通り簡単にドーターカードが外れる

メモリースロット

上位モデルのメモリースロットは、各CPUごとに4基ずつ、合計8基用意している。標準では6GB(1GB×6本)、最大32GB(4GB×8本)の搭載が可能だ

見たままの通りの「ごんぶと」なヒートシンクだ

独自

マザーボードとドーターカードをつなぐコネクタ部分。あまり見かけないので独自形状の端子と思われる

トレイ

ドーターカードを固定しているトレイ

 数々の自作パーツを見てきたASCII.jp編集部員によれば、「最近、ドーターカード付きのマザーって見ないですね。いい意味で『変態マザー』」とのこと。「サーバー向けではたまに見かけるけど、コンシューマー用ではないなぁ。まぁ、わざわざそこまでしてマザーに金をかけるメーカーもないでしょ」という意見も聞かれた。要するに、現行デスクトップマシン/自作PCの中でも、Mac Proの内部構造はかなり特殊なのだ。

HDDトレイ

HDDトレイも簡単に引き出せる

PCI Expressスロット

PCI Expressスロットの拡大

 ちなみにApple Storeの店頭でも、オンラインのApple Storeのように、HDDやメモリー、グラフィックカードを増設して購入することが可能だ。興味のある人は、全国のApple Storeを訪れてみよう。


初出時、「ドーターカード方式なのでメモリー交換が楽になった」と記載しておりましたが、従来モデルよりメモリーのみドーターカード(ライザーカード)で交換する方式でした。訂正してお詫び申し上げます(2009年3月12日)



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