6.静止画再生が楽なのは?
BRAVIAはUSBで接続したデジカメなどの映像を表示できる。USBで機器を接続すると自動的に再生が始まる「USBオートスタート」モードを搭載しており、これをオンにしておけばBGM付きのスライドショーもしくは画像のサムネイルが自動的に表示される。
さらに静止画専用の画質モードも搭載しており、写真をより綺麗に表示できるのが特徴だ。
VIERAはSDカードスロットを搭載しており、リモコンの「SDカード」ボタンを押すと画像を見ることができる。
また、らくらくアイコンから「スライドショー」を選択すると、SDメモリーカード内の画像が順番に再生される。
さらに、VIERAはSDメモリーカードに保存されたハイビジョンビデオカメラの映像(AVCHD)またはデジカメの動画(AVCHD Lite)も再生可能で、カメラをケーブルで接続しなくても映像を確認できる。
7.省電力設定が細かいのは?
BRAVIA、VIERAともに、無操作時に電源を自動でオフにする機能を搭載。VIERAは3時間後で固定だが、BRAVIAでは1~3時間の3段階で電源をオフにする時間を設定できる。
BRAVIAで凄いと思ったのは「高速起動」の設定。高速起動をオンにしておくと待機電力が多くなるが、高速起動設定のオン/オフを時間帯ごとに自動で行なってくれる。しかも学習機能により、ユーザーがよくテレビを使う時間帯はオンに、使わない時間帯はオフになるという、素晴らしい仕様になっている。
一方、VIERAは無操作時電源オフ以外に放送波などの信号が途絶えて10分後に電源を切る「無信号自動オフ」、5分以上無操作状態が続いた場合に画面を消す「無操作画面自動オフ」の設定が可能。ただし、各時間の設定ができないようだ。
設定の細かさはBRAVIA、分かりやすさはVIERA
VIERAはメニューが目的別に並んでいて分かりやすく、またリモコンに「ガイド」ボタン(電子マニュアル)を配置するなどかなり親切な印象を受けた。薄型テレビを買うのが初めてで、地デジやYouTubeを見たり、SDメモリーカードの映像/画像を見たいという人にはVIERAが便利な気がする。
一方で、番組のキーワード検索やCS放送のチェック、ネット連携など、少し踏み込んだ使い方をするならBRAVIAのほうが使いやすいように思う。特にCS放送が大好きな筆者にとっては、お気に入り機能がなかなか魅力だった。