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個人向け市場に再参入を宣言!――日本HP、Windows Vista搭載の個人向けデスクトップパソコン2機種などを発売

2007年03月06日 19時08分更新

文● 編集部 小西利明

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日本ヒューレット・パッカード(株)は6日、個人/家庭ユーザー向けデスクトップパソコン“HP Pavilion デスクトップ”の新製品2機種と、ノートパソコン『HP Pavilion Notebook PC dv6205/CT』などの新製品を販売開始したと発表した。同社個人ユーザー向け市場向けデスクトップとしては、4年ぶりの日本市場再参入となる。

同日、東京都内にて開かれた記者説明会で同社 取締役 副社長執行役員の岡隆史氏は、4年ぶりの日本での個人ユーザー向け市場への再参入について、全世界でのパソコン出荷シェアNo.1を獲得したほか、日本では企業向けに注力してサプライチェーンの構築に注力してきたといった状況を踏まえたうえで、「機は熟した」ための再参入決定であるとした。また、個人ユーザー向けを手がけていない状況では、法人向けでもブランドとしての認知が弱かったという状況もあったと述べている。

ちなみに同社はノートパソコンについては、すでに日本市場でも個人ユーザー向けの製品を販売している。今回はそれに加えてデスクトップパソコンも投入することで、日本市場での知名度向上とシェア獲得を目指す。説明会では、1月に米国で開催された家電関係の展示会“International CES 2007”で参考出品されていた、タッチスクリーン式ディスプレー搭載デスクトップパソコン“TouchSmart PC”も登場。残念ながら発売予定等は公表されなかったが、Vistaとタッチスクリーンを生かした新しいユーザーインターフェースやアプリケーションを披露して、HPの個人向けパソコンの先進性をアピールした。

製品の販売は、同社の直販サイト“HP Directplus”やコールセンターで行なうほか、製品に直接触れて購入を検討する場として、“HP Directplus Station”という販売コーナーを大手量販店店内に設置する。当初は(株)ビックカメラと共同で、7日から新宿西口店とパソコン館池袋本店に、9日から有楽町店本館にそれぞれオープンする予定である。

HP Pavilion Desktop PC s3000、v7000

発表されたデスクトップパソコン新製品は、“HP Pavilion Desktop PC s3000”シリーズと“HP Pavilion Desktop PC v7000”シリーズの2シリーズ4製品である。いずれも注文時にコンポーネント構成をカスタマイズ可能なCTO方式で販売され、CPU選択がインテル(株)製か日本エイ・エム・ディ(株)(以下AMD)製によって、型番が変わる。同一の筐体でインテルCPUかAMD CPUかを選択できる製品は、日本で発売されているパソコンでは非常に珍しい。選択可能なOSは、いずれもWindows Vista Home BasicかHome Premiumである。

両機種に共通する特徴としては、デザイン面も挙げられている。いずれも艶やかなブラックのボディーを備え、液晶ディスプレーも同系色で統一されている。また液晶ディスプレーのスタンド部は、奥側に大きくカーブした形状となっていて、パソコン未使用時にはキーボードを液晶ディスプレーの下に収納できるようになっている。

s3000シリーズは“コンパクトタイプ”に位置づけられるデスクトップパソコンで、インテルCPU搭載モデルが『HP Pavilion Desktop PC s3040jp/CT』、AMD CPU搭載モデルが『HP Pavilion Desktop PC s3020jp/CT』となる。縦置きタイプのボディーはコンパクトで、幅176×奥行き340×高さ276mm、重量も約6.7kgとなっている。筐体は小さいながらもある程度の拡張性は確保されていて、ロープロファイルPCI Express x16スロット×1、ロープロファイルPCIスロット×1を備える。

第2の特徴は、“HP Pocket Media Drive”(PMD)と呼ばれる外付けHDD専用のスロットを備える点にある。スロットは本体前面下側の白いカバー部の内側にあり、家庭用ゲーム機のゲームカセットの用に、PMDのカートリッジをスロットに装着することで、120GBのHDDを増設できる。PMDはそれ自体を、USBケーブルで他のパソコンに接続することも可能で、大容量のデータ交換に適する。

インテルCPU搭載モデルは、Core 2 Duo E6400-2.13GHzからCeleron D 360-3.46GHzまで、AMD CPU搭載モデルでは、Athlon 64 X2 4600+ 2.4GHzからSempron 3500+ 2.0GHzまでを選択可能となっている。チップセットは、インテルCPU搭載モデルの場合Intel 945G Express、AMD CPU搭載モデルではNVIDIA GeForce 6150LEとなる。グラフィックス機能はチップセット内蔵使用か、NVIDIA GeForce 7500LE(256MBメモリー)のいずれかを選択できる。

価格は最小構成時で6万9300円。

HP Pavilion Desktop PC s3040jp/CT
CPU:Core 2 Duo E6400-2.13GHz/E4300-1.80GHz/Pentium 4 641-3.2GHz/Celeron D 360-3.46GHz|メモリー:512MB~2GB(PC2-5300)|グラフィックス:Intel 945G Expressチップセット内蔵/NVIDIA GeForce 7500LE(256MB)|HDD:80~500GB|光学ドライブ:Light Scribe対応DVDスーパーマルチドライブ|ディスプレー:オプション|TV機能:なし|OS:Windows Vista Home Basic/Home Premium
最小構成価格:6万9300円(HP Directplus価格、以下同)
HP Pavilion Desktop PC s3020jp/CT
CPU:Athlon 64 X2 4600+ 2.4GHz/3800+ 2.0GHz/Sempron 3500+ 2.0GHz|グラフィックス:NVIDIA GeForce 6150LEチップセット内蔵/NVIDIA GeForce 7500LE(256MB)|それ以外の仕様はs3040と同等
最小構成価格:6万9300円

v7000シリーズはs3000より一回り大きめの“省スペースタイプ”と称される製品で、コンポーネント構成はほぼ同等であるが、拡張スロット類が豊富となっている。拡張スロットは、ロープロファイルPCI Express x16スロット×1、ロープロファイルPCIスロット×3を備える。またUSBポートも、s3000の5ポートより多めの7ポートを備えている。なおPMD用スロットは持たず、USB経由での接続となる。

s3000と同じくCPUによって型番が変わり、インテルCPU搭載モデルが『HP Pavilion Desktop PC v7080jp/CT』、AMD CPU搭載モデルが『HP Pavilion Desktop PC v7060jp/CT』となっている。グラフィックス機能の選択肢も増えていて、チップセット内蔵機能やロープロファイルPCI Express x16接続のGeForce 7500LEに加えて、よりパフォーマンスに優れたGeForce 7600GSを選択可能となっている。

CPUのバリエーションは、インテルCPU搭載モデルがCore 2 Duo E6400-2.13GHzからCeleron D 360-3.46GHzまで。s3000にはないPentium D 935-3.20GHzが追加されている。AMD CPU搭載モデルは、Athlon 64 X2 4600+ 2.4GHzからSempron 3500+ 2.0GHzまでとなる。チップセットは、インテルCPU搭載モデルの場合Intel 945G Express、AMD CPU搭載モデルではNVIDIA nForce 430を搭載する。

価格は最小構成時で6万9300円。

HP Pavilion Desktop PC v7080jp/CT
CPU:Core 2 Duo E6400-2.13GHz/同E4300-1.80GHz/Pentium D 935-3.20GHz/Pentium 4 641-3.2GHz/Celeron D 360-3.46GHz|メモリー:512MB~2GB(PC2-5300)|グラフィックス:Intel 945G Expressチップセット内蔵/NVIDIA GeForce 7500LE(256MB)/NVIDIA GeForce 7600GS(256MB)|HDD:80~500GB|光学ドライブ:Light Scribe対応DVDスーパーマルチドライブ|ディスプレー:オプション|TV機能:なし|OS:Windows Vista Home Basic/Home Premium
最小構成価格:7万9800円
HP Pavilion Desktop PC v7060jp/CT
CPU:Athlon 64 X2 4600+ 2.4GHz/同3800+ 2.0GHz/Sempron 3500+ 2.0GHz|グラフィックス:NVIDIA GeForce 6150SE(nForce 430チップセット内蔵)/NVIDIA GeForce 7500LE(256MB)/NVIDIA GeForce 7600GS(256MB)|それ以外の仕様はv7080と同等
最小構成価格:7万4550円

オプションとして用意される液晶ディスプレーには、17インチSXGA(1280×1024ドット)の『HP vp17 LCDモニタ』と、19インチワイドXGA+(1440×900ドット)の『HP w1907 LCDモニタ』が用意される。価格は順に2万1000円、3万1500円とされている。

HP Pavilion Notebook PC dv6205/CT

同時に発表されたノートパソコン『HP Pavilion Notebook PC dv6205/CT』は、1月15日に発表された『HP Pavilion Notebook PC dv6200/CT』のAMD CPU搭載モデルと言える、スタンダードなA4ノートパソコンである。

15.4インチワイドサイズのWXGA(1280×800ドット)液晶ディスプレーを内蔵。CPUにはAMD Turion 64 X2 TL-60 2.0GHzから、Sempron 3500+ 1.8GHzまでを選択可能で、ノートパソコンとしては高性能なCPUを選べる。またグラフィックス機能もチップセット内蔵(NVIDIA C51D&MCP51)だけでなく、単体のGeForce Go 7200も選択できるなど、構成の柔軟さが魅力と言える。

DVDや音楽再生に使用する小型のリモコン“HP QuickPlay 3.0”が付属しているが、これは本体のExpress Cardスロット内に収納可能という変わり種リモコンである。なおTV視聴/録画機能は搭載しない。

本体サイズは幅357×奥行き256×高さ43mm(6セルバッテリー装着時)。重量は約2.79kgとなっている。無線通信機能としては、IEEE 802.11b/gまたはIEEE 802.11a/b/g+Bluetooth 2.0のいずれかを選択可能となっている。

価格は最小構成時で7万7700円。

HP Pavilion Notebook PC dv6205/CT
CPU:Turion 64 X2 TL-60 2.0GHz/同TL-52 1.6GHz/Sempron 3500+ 1.8GHz|メモリー:512MB~2GB(PC2-5300)|グラフィックス:NVIDIA GeForce Go 6150(NVIDIA C51Dチップセット内蔵)/NVIDIA GeForce Go 7200(256MB)|HDD:80~160GB|光学ドライブ:DVD/CD-RWコンボドライブ|ディスプレー:15.4インチワイド 1280×800ドット|TV機能:なし|重量:約2.79kg|バッテリー駆動時間:3.0時間(6セルバッテリー装着時)|OS:Windows Vista Home Basic/Home Premium
最小構成価格:7万7700円

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