日本電気(株)は5日、人がロボットに話しかけることで映像や音楽などを付加したブログを出力するシステム“マルチメディアブログ創作システム”を開発したと発表した。
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| “マルチメディアブログ創作システム” |
“マルチメディアブログ創作システム”は、自然な言葉で発声されたメッセージをテキストに変換する“大語彙連続音声認識技術”と、そのテキストからキーワードを抽出してコンテンツを検索する“自然言語文検索技術”を統合したもので、同社の研究試作ロボット“PaPeRo(パペロ)”がプラットフォームとして採用されているのが特徴。“自然言語文検索技術”では、単語間の係り受け関係を利用し、目的語と述語の組み合わせなどを単位として、メッセージと検索対象コンテンツの説明(文章)との類似性を判定することで、ウェブ上のマルチメディア素材を高精度で検索できるという。
同社では、ロボットに向かって話すだけでマルチメディアブログを創作できるようにすることにより、ブログによる情報発信がより便利に快適に行なえるようになるとしている。さらに、ロボット以外のさまざまな情報端末に応用可能であることから、ユビキタス社会を支える人に優しいコミュニケーションインターフェースの実現に貢献すると考え、早期の実用化を目指して研究開発を強化するとしている。
