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インターコム、中/大規模企業向けHDD故障監視ソフト『SmartHDD Manager』を発売

2007年02月27日 17時47分更新

文● 編集部

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(株)インターコムは27日、中/大規模ネットワーク上において、ネットワーク上のHDDのS.M.A.R.T.情報を監視し、クラッシュによるデータの損失を防ぐソフト『SmartHDD Manager』を5月31日に発売すると発表した。価格は、クライアントパソコンの情報を集約/管理するソフト『SmartHDD Manager サーバー』が26万2500円、クライアントパソコンの情報を収集する『SmartHDD Manager エージェント』が294万円(1000クライアントぶん、クライアントあたりの単価は台数による個別見積となる)。システム管理者が監視を行なうためのコンソールソフト『SmartHDD Manager 管理コンソール』は無償で提供する。

『SmartHDD Manager』
『SmartHDD Manager』

『SmartHDD Manager』は、HDDの自己診断機能“S.M.A.R.T.”を利用し、ネットワーク上のHDDを監視し、故障年月日を診断するソフト(S.M.A.R.T.機能を搭載したHDDが必要)。故障予定日が分かることにより、故障しそうなHDDのみに対して交換などの対応を行なえるようになるため、管理負担を減らせるという。クライアントパソコンの内蔵HDDのほか、外付けHDDやNASの監視も可能。故障しそうなHDDが見つかった場合『SmartHDD Manager 管理コンソール』で把握できるほか、指定したメールアドレスへメールで通知したり、オプションの外部警報装置(パトランプ)を点灯したりできる。2000台までのクライアントに対応する。

ドキュメントファイルやウェブブラウザーのお気に入り、電子メールのメッセージなど個人のデータを定期的に自動バックアップ/復元する“データ バックアップ機能”も搭載する。“データ バックアップ機能”はHDDの診断状況に合わせてバックアップの頻度が自動的に変更されるため、故障予定日が近いHDDを頻繁にバックアップし、逆に故障の危険度が低いHDDのバックアップの頻度を減らすことでバックアップ先のディスク容量やネットワークの負荷を削減できるとしている。

クライアントパソコンから収集したS.M.A.R.T情報やOS/使用ソフト/ハードウェア情報はインターネットを経由して外部のサーバーに保存でき、データのバックアップ先にFTPサーバーを選択することも可能。そのため、社内の管理者が運用するだけでなく、メンテナンス業者がユーザー企業に対するサービスを行なうために利用することもできるという。

対応OSは、『SmartHDD Manager』がWindows XP Professional/2000 Professional(SP4以上)、Windows Server 2003 Standard Edition(Enterprise Editionへの対応は検討中としている)、Windows 2000 Server。『SmartHDD Manager エージェント』『SmartHDD Manager 管理コンソール』がWindows Vista/XP Home Edition/XP Professional/2000 Professional(SP4以上)、Windows Server 2003 Standard Edition、Windows 2000 Server。

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