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Vistaの新機能に対応するASUSTeK製マザーが販売開始! 小型液晶も付属!

2007年02月23日 00時00分更新

文● 増田

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 本日23日はASUSTeKから計3モデルの新製品が登場している。ここではWindows Vistaが備える機能に新たに対応するというLGA775マザーボード「P5B Premium Vista Edition」について紹介する。

P5B Premium Vista Edition
Windows Vistaが備える機能に新たに対応するというLGA775マザーボード「P5B Premium Vista Edition」。基板自体は“P965+ICH8R”を搭載した「P5B Deluxe」をベースとした製品で豊富なオンボードデバイスが特徴のハイエンドマザーだ

 「P5B Premium Vista Edition」は、その名の通りWindows Vistaが備える機能を有効に使用できる機能や付属品を同梱するのが特徴の製品だ。主な機能は5つ。まずひとつは、Windows VistaのWindows SideShowに対応するUSB接続の小型端末“ScreenDUO”。サイズ100(W)×66.8(D)×17.2(H)mmの本体には2.4型、解像度320×240ドットの液晶ディスプレイを備え、さまざまな情報を表示可能というもので、CPUの電圧や温度といったハードウェアモニタリングやカレンダー、天気予報、新着メールの表示、RSSリーダーなどを表示することができるという。またWindows VistaのさまざまなSideShowガジェットが使用できるほか、専用ソフトを使用すればWindows XPでも一部の機能が使用可能となるようだ。
 次に注目なのがWindows ReadyBoostに対応する“ASAP(ASUS Accelerated Propeller)”。基板上のI/Oブラケットの横に512MBのメモリをオンボード装備するというもので、別途ReadyBoostに対応した高速USBフラッシュメモリを使用しなくてReadyBoostの機能が使えるようになる。
 3つ目はVistaのWindows BitLockerに対応する“TPM(Trusted Platform Module)”。これはHDDの暗号化を行うセキュリティ機能Windows BitLockerに対応するハードウェア機能で、今回の製品にはあらかじめ“TPM”に対応したコネクタが用意されている。この“TPM”は別売り(発売時期は未定)となっているため現状では使用することはできないが、同社では将来的に法人などがVistaを導入する際などの目玉機能になるとしている。
 残りの2つは、付属の専用リモコン“AI Remote”とアプリケーションの起動機能である“AP Trigger”。“AI Remote”はWindows Media Playerなどでの動画や音楽の再生、音量の調整、PCの電源のON/OFFなどが行えるほか、“AP Trigger”によって割り当てられた任意のアプリケーション起動ボタンを2つ備える。なお“AP Trigger”は前述の小型端末“ScreenDUO”にも2つ用意されており、そちらでもアプリケーションの起動が可能となる。

ScreenDUO ASAP AI Remote
Windows SideShowに対応するUSB接続の小型端末“ScreenDUO”。ハードウェアモニタリングやカレンダー、天気予報、新着メールなどが表示可能となるReadyBoostに対応する“ASAP”。I/Oブラケットの横に512MBのメモリを標準でオンボードすることで別途USBメモリを使用しなくてもReadyBoostが使用可能になる付属の専用リモコン“AI Remote”。WMPなどでの動画や音楽の再生、音量の調整に加えPCの電源のON/OFFもできる便利なリモコン

 以上「P5B Premium Vista Edition」のVista関連機能について紹介したが、肝心のマザーボード本体の方はというと、こちらはすでに発売されている「P5B Deluxe」をベースとしたものと考えてよい。チップセットは“P965”+“ICH8R”を採用。ヒートパイプによる冷却機構や基板裏面のStack Cool 2、高分子固体電解コンデンサ、8フェーズ電源回路搭載、Array Micの付属などはそのまま踏襲されている。その他、スペックにも変更はないようで、拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x1×1、PCI×3という構成。メモリはDDR2-800対応のスロットを4基搭載(最大8GBまで)し、“ICH8R”によるSerial ATA II×6(RAID 0/1/5/10をサポート)のほか、JMicron製“JMB363”によるSerial ATA II×1、eSATA×1(RAID 0/1/0+1/JBODをサポート)、IDE×1を装備。8chサウンド(ADI/AD1988A)やIEEE1394、デュアルギガビットイーサネット(Marvell)などをオンボード搭載する。
 Windows Vista発売からもうすぐ1ヵ月。専用の機能が使えるユニークなマザーボードとして、すでにVistaを導入した人から、これから導入予定の人まで幅広く支持されそうな製品と言えそうだ。価格および販売ショップは以下の通りとなっている。

I/O部 ポップ
I/O部の構成。eSATAも2ポート備えるお馴染みの仕様だすでにVistaを導入した人から、これから導入予定の人まで幅広く支持されそうな製品になっている。高価な製品ながら初日の売れ行きも好調だ
価格ショップ
ASUSTeK「P5B Premium Vista Edition」
¥33,573クレバリー1号店
¥34,470フェイス
¥34,480TWOTOP秋葉原本店
¥34,800スリートップ2号店
¥34,980アーク
ドスパラアキバ店
¥35,280T-ZONE.PC DIY SHOP
¥35,780ツクモパソコン本店II
TSUKUMO eX.
¥35,800ZOA秋葉原本店
BLESS秋葉原本店
¥35,980高速電脳

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