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オリンパス、ISO 10000で撮影できる『CAMEDIA FE-250』など5機種を発売

2007年01月25日 22時02分更新

文● 編集部 永水和久

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オリンパスイメージング(株)は25日、コンパクトデジタルカメラの新製品として、ISO 10000で撮影できる『CAMEDIA FE-250』など“CAMEDIA FE”シリーズの新4機種と、CCDシフト式手ぶれ補正機構を備える“μ”シリーズの新機種『μ 760』を発売すると発表した。価格はいずれもオープン。

“CAMEDIA EF”

“CAMEDIA EF”は、初心者向けのコンパクトデジタルカメラ。今回のラインアップに共通する機能として、ダイヤルやボタンで機能を選択するたびに、その機能の意味を文字で液晶ディスプレーに表示させる“メニューガイド”機能を搭載するほか、撮影のシーンに適したモードを選べるシーンプログラムには、そのモードの作例写真と文字による説明を表示する“シーンガイド”機能を備えるのが特徴。“撮影ボタン”“再生ボタン”“消去ボタン”を独立して設けるなど使いやすさも図られている。従来機種から同梱されている画像編集ソフト『OLYMPUS Master』は最新版の『OLYMPUS Master 2』になり、インターフェースをより見やすくしたほか、Windows Vistaに対応した。

ラインアップは、ISO 10000で撮影できる『CAMEDIA EF-250』、光学5倍ズームレンズを搭載する『CAMEDIA EF-240』、最薄部16.5mmの薄型モデル『CAMEDIA EF-230』、エントリーモデルの『CAMEDIA EF-220』の4機種。『CAMEDIA EF-250/-240/-230』のみ、暗い場所でのフレーミング時に、液晶ディスプレーに表示されている被写体を明るくして見やすくする“ブライトキャプチャー機能”を搭載している。

『CAMEDIA EF-250』の写真
『CAMEDIA EF-250』

『CAMEDIA EF-250』は、撮像素子に新開発の1/1.8インチ有効800万画素のCCDや、高解像力のレンズを搭載したほか、独自の画像処理エンジン“TruePic TURBO”を搭載したことにより、世界最高感度というISO 10000(記録画素数は300万画素相当以下に制限)の高感度撮影を行なえるのが特徴。ISO 10000に対応したことで、夜景撮影時の手ぶれや被写体ぶれなどが抑えられる。シーンプログラムには、フラッシュを使用して動きの速いペットを撮影してもペットの赤目を防げるという“ペットモード”が追加されている。ボディーには従来機種と同様にアルミニウムを採用したほか、表面に“ヘアライン加工”を施し、上品な仕上がりにしたという。

レンズは焦点距離が7.4~22.2mm(35mmカメラ換算で35~105mm相当)で、解放F値は2.8~4.7、4群6枚構成の光学3倍ズーム。ISO感度は64/100/200/400/800/1600/3200/6400/10000からマニュアル操作で選択でき、オートは64~400。記録解像度は、静止画が最大3264×2448画素(ISO 6400以上では最大2048×1536画素)、動画が640×480画素/毎秒30フレーム。連写は約5コマ/秒。記録方式は、静止画がJPEG(Exif 2.2/DCF準拠/DPOF/PRINT Image Matching III対応)で、動画がAVI(Motion JPEG)。記録メディアは内蔵メモリー(約20MB)と市販のxDピクチャーカード(最大2GB)を利用する。モニター用の液晶ディスプレーは2.5インチで約23万画素。

インターフェースはUSBで、対応OSはWindows Vista/XP/2000 Professional/Me/98 SE、Mac OS 8.6以降、Mac OS X 10.1~10.4。電源はリチウムイオン充電池(LI-42B)を使用し、約190枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅94×奥行き22.3×高さ56.5mm、重量は115g(電池とxDピクチャーカードを含まず)。発売は2月中旬で、編集部による予想販売価格は4万円前後。

『CAMEDIA EF-240』(シルバー)の写真 『CAMEDIA EF-240』(ブラック)の写真
『CAMEDIA EF-240』(シルバー)『CAMEDIA EF-240』(ブラック)

『CAMEDIA EF-240』は、撮像素子が1/2.5インチ有効710万画素のCCDで、レンズに独自開発の“DSA(Dual Super Aspherical:デュアル・スーパー非球面)レンズ”を採用したことにより、レンズ群の厚みを抑え、幅93.5×奥行き20×高さ56mmのボディーに光学5倍ズームレンズ(焦点距離6.4~32mm:35mmカメラ換算で38~190mm相当/F3.3~5.0/6群8枚)を搭載したのが特徴。独自の画像処理エンジン“TruePic TURBO”を搭載する。撮影後に、手ぶれをしてしまった画像の補正をカメラ内のソフトで行なう“電子手ぶれ補正機能”も備える。本体カラーには、“CAMEDIA EF”として初めて、シルバーとブラックをラインアップする。

ISO感度の設定はオートで50~400(ぶれ軽減モードでは約1000まで)。記録解像度は、静止画が最大3072×2304画素、動画が640×480画素/毎秒30フレーム。記録方式は、静止画がJPEG(Exif 2.2/DCF準拠/DPOF/PRINT Image Matching III対応)で、動画がAVI(Motion JPEG)。記録メディアは内蔵メモリー(約20MB)と市販のxDピクチャーカード(最大2GB)を利用する。モニター用の液晶ディスプレーは2.5インチで約11万5000万画素。

インターフェースはUSBで、対応OSはWindows Vista/XP/2000 Professional/Me/98 SE、Mac OS 8.6以降、Mac OS X 10.0~10.4。電源はリチウムイオン充電池(LI-42B)を使用し、約190枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅93.5×奥行き20×高さ56mm、重量は115g(電池とxDピクチャーカードを含まず)。発売は2月上旬で、編集部による予想販売価格は3万円前後。

『CAMEDIA EF-230』の写真
『CAMEDIA EF-230』

『CAMEDIA EF-230』は、撮像素子が1/2.5インチ有効710万画素のCCDで、レンズは焦点距離が6.3~18.9mm(35mmカメラ換算で38~114mm相当/F2.8~4.7/5群6枚)の光学3倍ズーム。独自の画像処理エンジン“TruePic TURBO”を搭載する。ボディーに新たにステンレスを採用することで最薄部を16.5mmにしたのが特徴。撮影後に、手ぶれをしてしまった画像の補正をカメラ内のソフトで行なう“電子手ぶれ補正機能”を備える。ISO感度は1250まで対応する。

ISO感度の設定はオートで50~400(ぶれ軽減モードでは約1250まで)。記録解像度は、静止画が最大3072×2304画素、動画が640×480画素/毎秒30フレーム。記録方式は、静止画がJPEG(Exif 2.2/DCF準拠/DPOF/PRINT Image Matching III対応)で、動画がAVI(Motion JPEG)。記録メディアは内蔵メモリー(約20MB)と市販のxDピクチャーカード(最大2GB)を利用する。モニター用の液晶ディスプレーは2.5インチで約11万5000画素。

インターフェースはUSBで、対応OSはWindows Vista/XP/2000 Professional/Me/98 SE、Mac OS 8.6以降、Mac OS X 10.0~10.4。電源はリチウムイオン充電池(LI-42B)を使用し、約210枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅90.5×奥行き16.5×高さ55mm、重量は105g(電池とxDピクチャーカードを含まず)。発売は2月上旬で、編集部による予想販売価格は2万6000円前後。

『CAMEDIA EF-220』の写真
『CAMEDIA EF-220』

『CAMEDIA EF-220』は、液晶ディスプレーが2.5インチで約15万4000画素、ISO感度の設定はオートで64~400(ぶれ軽減モードでは約640まで)、動画の記録解像度が640×480画素/毎秒15フレーム、内蔵メモリーが約6.5MB、連続撮影枚数が約180枚(CIPA規格)で、本体サイズは幅92×奥行き20×高さ55mm、重量は122g(電池とxDピクチャーカードを含まず)。カメラ本体にDC入力端子を備えており、オプションのACアダプターを購入すれば、カメラ本体で直接充電できる。そのほかの主な仕様は『CAMEDIA EF-230』と共通となっている。発売は2月上旬で、編集部による予想販売価格は2万3000円前後。


『μ 760』

『μ 760』“シャイニーシルバー”の写真 『μ 760』“アクアブルー”の写真 『μ 760』“ラベンダーピンク”の写真
『μ 760』“シャイニーシルバー”『μ 760』“アクアブルー”『μ 760』“ラベンダーピンク”

『μ 760』は、生活防水機能(JIS保護等級4相当)を搭載し、波など自然の造形を思わせる曲線と、野球のバットなど人間の手を対象としたスポーツ用具でも用いられるクサビ形からなるデザインコンセプト“ARC&WEDGE(アーク&ウェッジ)”を基にしたスタイリッシュデザインの“μ”シリーズの新ラインアップ。撮像素子のCCDを手ぶれと逆の方向に動かすことで手ぶれを軽減する“CCDシフト式手ぶれ補正機構”を搭載したほか、独自の画像処理エンジン“TruePic TURBO”を採用し、ISO感度は1600まで対応するのが特徴。液晶ディスプレーには、視野角が上下左右170度のパネルを採用したほか、機能として“CAMEDIA EF”同様の“ブライトキャプチャー機能”や、明るい場所で被写体が見やすくなるように一時的に液晶ディスプレーの輝度を最大まで上げる“LCDブースター”機能を備える。

ガイド機能として、ぶれを軽減したい、背景をきれいにぼかしたいなど撮影したい写真のイメージを選択すれば、カメラが自動設定を行なう“撮影ガイド”機能のほか、“CAMEDIA EF”同様の“メニューガイド”機能と“シーンガイド”機能を搭載する。再生機能として、お気に入りの写真を9枚まで登録でき、ダイヤル一つですぐに表示できる“ポケット写真”機能も装備する。

撮像素子は1/2.33インチ有効710万画素のCCD。レンズは焦点距離が6.5~19.5mm(35mmカメラ換算で37~111mm相当/F3.4~5.7/4群6枚)の光学3倍ズーム。ISO感度は64/100/200/400/800/1600からマニュアル操作で選択でオートは80~400(ぶれ軽減モードは1600まで)。記録解像度は、静止画が最大3072×2304画素、動画が640×480画素/毎秒15フレーム。記録方式は、静止画がJPEG(Exif 2.2/DCF準拠/DPOF/PRINT Image Matching III対応)で、動画がAVI(Motion JPEG)。記録メディアは内蔵メモリー(約18MB)と市販のxDピクチャーカード(最大2GB)を利用する。モニター用の液晶ディスプレーは2.5インチで約23万画素。

インターフェースはUSBで、対応OSはWindows Vista/XP/2000 Professional/Me/98 SE、Mac OS X 10.3~10.4。電源はリチウムイオン充電池(LI-42B)を使用し、約200枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅99×奥行き24.4×高さ54mm、重量は120g(電池とxDピクチャーカードを含まず)。本体カラーは“シャイニーシルバー”“アクアブルー”“ラベンダーピンク”をラインアップする。Windows Vistaに対応する画像編集ソフト『OLYMPUS Master 2』が同梱される。発売は2月中旬で、編集部による予想販売価格は4万円前後。

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