日本電気(株)は16日、毎分26ページ(A4横)のカラー印刷が行なえるA3対応カラーレーザープリンター『カラーマルチライタ9750C(Color MultiWriter 9750C)』(PR-L9750C)の販売を同日付けで開始すると発表した。出荷開始は2月7日。価格は29万8000円(税別)。
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| 『カラーマルチライタ9750C』 |
カラーマルチライタ9750Cは、2003年7月に発表した『カラーマルチライタ9700C』の後継機種。ファーストプリント(A4)を、カラーで12.5秒から約8.8秒に、モノクロで11秒から約6.3秒に高速化したのが特徴。印刷速度は、カラーがA3で毎分15枚、A4横で毎分26枚で、モノクロがA3で毎分19枚、A4横で毎分36枚。解像度は1200dpi×1200dpiで、多値制御により9600dpi相当×600dpiに対応する。従来機種ではオプションだった両面印刷機能を標準で搭載したほか、従来機種から搭載されている、PDFファイルをパソコンのデスクトップ上のアイコンにドラッグ＆ドロップすれば印刷が行なえる“コンテンツブリッジ機能”が、Windows Vistaで採用された文書フォーマット“XPS(XML Paper Specification)”に対応した。重合法トナー“EA-HG(Emulsion Aggregation-High Grade)トナー”の採用により画質も向上したという。給紙枚数は標準で660枚(給紙カセット560枚、手差しトレイ100枚)に対応し、オプションのモジュールを追加すれば最大3480枚の給紙が可能。
インターフェースは、双方向パラレル(IEEE 1284準拠)、10/100BASE-TX対応Ethernet、USB 2.0(Hi-Speed)を装備する。対応OSはWindows Vista/XP/2000/NT 4.0/Me/98 SE/98/95、Windows Server 2003、Mac OS X 10.1.5/10.2/10.3.9～10.4.6。ただしWindows NT 4.0はUSBに非対応。対応機種はPC/AT互換機、PC98-NX、Macintosh(Intelプロセッサー含む)。電源はAC100V。消費電力は最大1320W(平均855W)で節電モード時は70W。本体サイズは幅632×奥行き717×高さ493mmで、重量は約91kg(カートリッジ含む)。装置寿命は150万ページ印刷もしくは5年の早いほう。
併せて、販売中のA3対応カラーレーザープリンター『カラーマルチライタ9800C』『カラーマルチライタ9700C』を値下げすると発表した。『カラーマルチライタ9800C』は10万円値下げされ41万8000円(税別)に、『カラーマルチライタ9700C』は5万円値下げされ24万8000円(税別)。
