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エプソン、オフィス向けカラーレーザー複合機の新機種を発売

2007年01月11日 21時25分更新

文● 編集部

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セイコーエプソン(株)とエプソン販売(株)は10日、A3サイズに対応するカラーレーザー複合機“オフィリオ複合機”の新機種として、“LP-M5600シリーズ”を26日に、“LP-M6500シリーズ”“LP-M9800シリーズ”を30日に発売すると発表した。価格(税別)は、カラープリント/コピー/スキャン機能を持つベースモデル『LP-M5600』が29万8000円、すかし印刷などのセキュリティー印刷機能を搭載する上位モデル『LP-M6500FS』が94万4000円、カラープリント/コピーの速度が毎分24ページの最上位モデル『LP-M9800FS』が110万4000円など。

『LP-M5600A』と専用ラックと増設カセットユニット×1段とのセット
『LP-M5600A』と専用ラックと増設カセットユニット×1段とのセット

“LP-M5600シリーズ”は、カラープリント/コピー/スキャン機能の3つのコントローラーを1つに集約した“Hybrid-Sコントローラー”を搭載するのが特徴。標準モデル『LP-M5600』のほか、ADF(オートドキュメントフィーダー)付きモデルの『LP-M5600A』と、ADF付きでファクス機能に対応した『LP-M5600F』の3機種をラインアップする。

カラープリント機能は、印刷解像度が9600dpi×600dpi。印刷速度は、A3/B4でカラーが毎分5ページ、モノクロが毎分20ページ。A4/B5でカラーが毎分10ページ、モノクロが毎分40ページ。給紙枚数は、用紙カセットが最大250枚、MPトレイ(手差しトレイ)が最大150枚で、増設用1段カセットユニット(最大500枚)を3段まで増設可能(専用ラック使用時は1段まで)。コピー機能は、読み取り解像度が最大600×600dpi。速度はカラープリント機能と同じ。ADF使用時の原稿交換速度はカラーが毎分9ページ、モノクロが毎分16ページ(いずれもA4ヨコ)。スキャン機能は、読み取り解像度が最大600×1200dpi。スキャンしたデータをパソコンを経由せずにUSBメモリーに直接保存できる“Scan to USBメモリ”機能を搭載するほか、データをネットワーク上のパソコンに直接保存できるようになるソフト『PageManager7 For EPSON』が付属する(パソコン3台までで同時使用できるライセンスを同梱)。データのファイル形式は、PDF/JPEG/TIFFに対応する。ファクス機能はスーパーG3に対応し、モノクロとカラー、最大A3サイズの送受信に対応。短縮ダイヤルは200件まで、送信グループは20件まで登録できる。ドラフトモードでのメモリー代行受信は約240枚まで。アルファベットとカタカナによる宛名名称登録や、読み仮名による電話帳検索機能を搭載している。

インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)、10/100BASE-TX。サイズは、プリンター部が幅584×奥行き475×高さ467mm、スキャナー部は『LP-M5600』が幅656×奥行き528×高さ171mm、『LP-M5600A』『LP-M5600F』が幅656×奥行き563×高さ278mm。重量は、プリンター部が約45.2kg、スキャナー部は『LP-M5600』が約14.5kg、『LP-M5600A』『LP-M5600F』が約26.3kg。

価格(税別)は、『LP-M5600』が29万8000円、『LP-M5600A』が39万8000円、『LP-M5600F』が49万8000円。専用ラックとプリンター台のセットで+3万円、専用ラックと増設カセットユニット×1段のセットで+6万円となる。

『LP-M6500FH』
『LP-M6500FH』

“LP-M6500シリーズ”は、不正コピーを防止する“すかし印刷”のほか、オプションで“パスワード印刷”“個人認証印刷”の機能にも対応した上位モデル。操作用タッチパネルを装備する。標準モデルの『LP-M6500FS』のほか、PostScript 3互換対応のモデル『LP-M6500PS』と高速スキャナー搭載モデル『LP-M6500FH』の3機種をラインアップする。

カラープリント機能の解像度/印刷速度、コピー機能の解像度/速度、給紙枚数は“LP-M5600シリーズ”と同じで、増設用1段カセットユニット(最大500枚)×2段を標準装備する。 スキャン機能は、読み取り解像度が最大600dpi。スキャンしたデータをクライアントパソコン/サーバーに保存したり、メール送信できるソフト『EpsonNet ScanComposer』が付属する。ファクス機能はモノクロとカラー、最大A3サイズの送受信に対応。短縮ダイヤルは200件まで、送信グループは30件まで登録できる。ドラフトモードでのメモリー代行受信は約570枚まで。

インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)、10/100BASE-TX、パラレル(IEEE 1284準拠)。サイズは、プリンター部が幅584×奥行き578×高さ818mm、コントローラー部は幅616×奥行き159×高さ53mm、スキャナー部は『LP-M6500FS』『LP-M6500PS』が幅656×奥行き493×高さ266mm、『LP-M6500FH』が幅658×奥行き452×高さ254mm。重量は、プリンター部が約61.8kg(消耗品含む)、コントローラー部が約2.0kg、スキャナー部は『LP-M6500FS』『LP-M6500PS』が約25.5kg、『LP-M6500FH』が約30.0kg。

価格(税別)は、『LP-M6500FS』が94万4000円、『LP-M6500PS』が103万6000円、『LP-M6500FH』が114万4000円。

『LP-M9800FH』
『LP-M9800FH』

“LP-M9800シリーズ”は、4色(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)の感光体を直列に配列し、CMYKの色重ねを同時に行なう“4連リニアプロセスII エンジン”を搭載し、プリント/コピー速度をカラー/モノクロともに毎分24ページ(A4/B5の場合)に向上させたのが特徴。耐久性も、“LP-M5600シリーズ”“LP-6500シリーズ”の印刷出力枚数が60万ページであるのに対し、150万ページに向上している。長さ1200mmの長尺紙印刷に対応し、専用コート紙への印刷も可能。標準モデルの『LP-M9800FS』のほか、PostScript 3互換モデル『LP-M9800PS』と高速スキャナー搭載モデル『LP-M9800FH』の3機種をラインアップする。

カラープリント機能の解像度は“LP-M6500シリーズ”と同じ。印刷速度はA3でカラー/モノクロともに毎分13ページ、B4でカラー/モノクロともに15ページ。給紙枚数は、用紙カセットが最大560枚、MPトレイが最大180枚で、増設3段カセットユニット(最大560枚×3)も装備する。コピー/スキャン/ファクスの機能は“LP-M6500シリーズ”と同じ。

インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)、10/100BASE-TX、パラレル(IEEE 1284)。サイズは、プリンター部が幅678×奥行き631×高さ830mm、コントローラー部は幅616×奥行き159×高さ53mm、スキャナー部は『LP-M9800FS』『LP-M9800PS』が幅656×奥行き493×高さ266mm、『LP-M9800FH』が幅658×奥行き452×高さ254mm。重量は、プリンター部が約72.5kg(消耗品含む)、コントローラー部が約2.0kg、スキャナー部は『LP-M9800FS』『LP-M9800PS』が約25.5kg、『LP-M9800FH』が約30.0kg。

価格(税別)は、『LP-M9800FS』が110万4000円、『LP-M6500PS』が120万4000円、『LP-M6500FH』が130万4000円。

併せて同社は、現行のカラーレーザープリンター『LP-9800C』と、モノクロレーザープリンター『LP-9100N』『LP-8900』の価格を10日に改定すると発表した。価格(税別)は、『LP-9800C』が29万8000円から24万8000円に、『LP-9100N』が13万8000円から11万8000円に、『LP-8900』が9万9800円から8万9800円に改定される。

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