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【2007年年頭挨拶ニュースリリース】サン・マイクロシステムズ(株)代表取締役社長 末次朝彦氏

2007年01月09日 23時33分更新

文● 編集部

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安全・安心・簡単なネットワーク社会の実現に向けて

 2007年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。

 2006年は弊社にとって、革新的なコンセプトのもとに先進技術を搭載したさまざまな新製品の提供、オープンソース化やライセンスの無償化によるコミュニティの拡大、パートナーの皆様との協業による数多くのソリューション展開など極めて充実した年となり、「Sun復活の年」としてご評価いただくことができました。2007年はこうした2006年の勢いを加速させ、更なる市場拡大を目指します。

 2007年における情報化投資の流れは、日本版SOX法や内部統制への対応といった経営の「見える化」を実現していく流れと、Web2.0企業に代表されるようなネットワーク上でのサービスをさらに進化・発展させることで、「参加の時代」を支えるセキュアで、かつバリアフリーのネットワーク社会を実現していく流れを中心に、堅調に推移していくと思われます。Sunは、こうした時代の流れの中で、お客さまの視点に立った解決策を提供できる企業であると自負しています。

 たとえば、セキュアなシステムプラットフォームであるSolaris 10をはじめ、アイデンティティ管理やアクセス管理、ビジネスプロセス管理等を実現するミドルウェア製品群、データの生成から廃棄までのライフサイクルの各ステージに応じて最適解を提供するストレージ製品群は、Sunならではの内部統制ソリューションとして今後も「ビジネスガバナンス分野」を中心にご支持いただけると確信しています。

 また、ビジネスの効率を向上する「ビジネスエフィシェンシー分野」では、ITシステムのTCOの削減を追求するとともに地球温暖化防止のための国民的プロジェクト「チーム・マイナス6%」の一員として、環境問題にも意欲的に取り組んでいます。具体的には、業界に先駆け、高性能で、かつ、低消費電力を実現する「UltraSPARC T1」プロセッサを搭載した、Sun Fire CoolThreadsサーバや、通常の消費電力が4ワット以下であるシンクライアント端末「Sun Ray」をご提案し、TCOの低減とCSRソリューションの導入をご支援致します。

 そして、冒頭で述べたように、昨年のSunの好調さの要因の一つは、オープンソース化戦略によって、利用者の裾野が格段に広がったことが挙げられます。Solaris 10の登録ライセンス数は600万を超え、オープンソースとして公開されたOpenSolarisコミュニティへの参加者も1万6000人を超えました。この数値からもSolaris 10が如何に注目を集めているかが分かります。このSolarisと、昨年11月にオープンソース化を発表したJavaを中心とするオープンソースソフトウェアの「コミュニティ活動」を通じ、2007年を「サービスとしてのソフトウェア、SaaS普及の年」にしたいと考えております。

 このように、Sunは2007年も引き続き、テクノロジーカンパニーとして業界をリードする技術/製品/ソリューションを提供し、お客さまはもとより、IT業界の発展を通じて社会に貢献していきたいと願っています。本年も皆さまのご理解とご支援をお願い申し上げます。

以上

(用字用語は原文のまま)

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