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【2007年年頭挨拶ニュースリリース】(株)セールスフォース・ドットコム代表取締役社長 宇陀栄次氏

2007年01月05日 14時50分更新

文● 編集部

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年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、2006年は、SaaS(Software as a Service)に対する認知度が大きく拡大した1年間になりました。セールスフォース・ドットコムとしては、みずほフィナンシャル・グループなどの大手金融機関や大手製造業での導入実績が拡大し、日立ソフトウェアエンジニアリング、新日鉄ソリューションズ、みずほ情報総研などの大手システム・インテグレーターとの販売パートナー契約を締結するなど、大きな成果を挙げることができました。結果として、全世界で556,000ユーザ、導入企業数27,100社を突破しました(2006年10月31日現在)。これにより、当社のサービスに対する信頼性をさらに向上することができたと思います。2007年はさらなる飛躍を目指し、以下のようなビジョンを掲げ、「カスタマー・サクセス」と「パートナー・サクセス」の実現に尽力してまいります。

1. 日本法人としての総合力の強化
日本でのSaaS市場の現状は、まだほんの一部の先進的な企業が使い始めたばかりの段階です。2007年は、SaaS市場が大きく成長する年になると思っています。SaaS市場とサービスの技術革新が日々進化していく中、サービス提供者の私たちも進化し続ける必要があります。特に、営業力の強化、パートナーとの協業による提供サービスの充実化、サービス導入後のサポート面の強化など、組織としての総合力を向上させ、ユーザの企業活動を強力にバックアップします。

2. SaaS市場における技術的リーダーシップの拡大
米ガートナー社の調査によれば、2011年までにビジネス向けソフトウェアの25%がSaaSとして提供されるようになると予測されています。また、日本でもSaaSの認知度は急速に拡大しています。こうした中、当社は昨年、オンデマンド・プラットフォーム「Apex(エイペックス)」、オンデマンド・アプリケーション・ディレクトリ「AppExchangeディレクトリ」を発表し、CRM/SFAの枠を超えた様々な分野にオンデマンド・アプリケーションの可能性を広げることができました。さらに2007年には、ソースコード・レベルのカスタマイズを可能にするオンデマンド・プログラミング言語「Apexプログラミング言語」が利用可能になります。2007年は、これらのソリューションを武器に、SaaS市場におけるリーダーシップをさらに拡大していきたいと思います。そのためには、大規模ユーザによる成功事例の拡大、日本のグローバル企業における成功事例の実現などを目指し、一方で、中小のユーザ層もさらに拡大していきたいと考えています。

3. パートナーとの連携強化
SaaSの持つスピードと柔軟性、ROI、高機能、安定したサービス、携帯電話との連動など、パートナー各社と一緒に、新しい形のサービスを市場に広めていきます。「Salesforce」ライセンスを再販いただくだけでなく、当社のサービスと連携するシナジー効果の高いソリューションを顧客に提供していただけるようサポートし、パートナー自身のビジネスの拡大、ユーザの満足度向上のために、連携をさらに強化していきます。

本年も、引き続きセールスフォース・ドットコムにご支援賜りますよう、何卒宜しく
お願い申し上げます。

(用字用語は原文のまま)

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