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【特別企画】PVランキングで振り返る2006年のIT業界ひとまくり

2006年12月28日 20時01分更新

文● 編集部 佐久間康仁/小浜雅胤

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2006年も残すところあと3日。米マイクロソフト社の新OS“Windows Vista”の一般発売は来年(2007年)に持ち越しとなったが、今年も我々パソコンユーザーにはさまざまなニュースがもたらされた。そんな2006年のIT業界を、ASCII24で報じてきたニュース記事のページビュー(参照数)上位記事で一気に振り返ってみよう。

【今週のアンケート】にご協力ください!

ASCII24では、2006年中に掲載された記事の中で、特に読者の皆さんが印象に残ったニュースを投票いただくアンケートを2007年1月5日まで実施しております。まだ参加されていない方は、ぜひご投票ください。

アンケートおよびプレゼントの詳細は、こちらの記事を参照ください。

Appleが先んじたCore Duoマシン登場とビル・ゲイツ氏の引退表明に驚く

1月のランキング

順位 記事タイトル 日付
1位 【Macworld Expo 2006 Vol.6】Intel Macに迫る! アップル製品担当者インタビュー 1月14日
2位 【Macworld Expo 2006 Vol.1】噂は本当だった! Intel Core Duo搭載のMac Book ProとiMacが登場! 1月11日
3位 【Macworld Expo 2006 Vol.2】スティーブ・ジョブズの基調講演をじっくり振り返る(前編) 1月11日
4位 インテル、900番台の新Pentium Dを発表と、初のモバイル向けデュアルコアCPU“Intel Core Duo”の仕様を公開!(改訂版) 1月6日
5位 【Macworld Expo 2006 Vol.4】Intel Core Duo搭載! MacBook Pro会場レポート(前編) 1月13日

1月の話題は、米インテル社から発表されたノートパソコン向けデュアルコアCPU“Core Duo”が登場したことだが、それがいち早く米アップルコンピュータ社の『Mac Book Pro』と『iMac』に搭載されたのには衝撃が走った。特にiMacは、Windowsパソコンを尻目にいち早く発表日(米国サンフランシスコの現地時間で1月10日)当日に出荷され、ユーザーのもとに省電力&ハイパフォーマンスなデュアルコアCPUの威力をもたらした。

2月のランキング

順位 記事タイトル 日付
1位 国内市場規模は150億円!?――AOGC 2006講演に見る、オンラインゲームが生んだ経済現象“RMT”の現状とこれから 2月11日
2位 ラシー、“レゴ”風デザインの3.5インチ外付けHDDを発表 2月3日
3位 松下、デジタルカメラ“LUMIX”シリーズ3機種を発表――広角28mmレンズ搭載モデルなど 2月14日
4位 米マイクロソフト、次世代Windows“Windows Vista”のラインナップを発表 2月27日
5位 ボーダフォン、VGA液晶パネル搭載『Vodafone 904SH』とワンセグ対応機を発表――「イノベーティブなボーダフォンの復活を目指して」 2月28日

3月のランキング

順位 記事タイトル 日付
1位 「こんな場所を待ってました!」と、しょこたんも大コーフン 日本のアニメをアキバから世界に――東京アニメセンターが公開 3月11日
2位 【速報】アップル、“ホームオーディオを再発見”がテーマのiPod用スピーカー『iPod Hi-Fi』を発表――同時にケース2製品も登場 3月1日
3位 デル、20インチ/24インチワイド液晶ディスプレー3製品を発売――HDCP対応DVI-D端子搭載モデルもラインナップ 3月20日
4位 松下電器産業、薄型テレビ“VIERA”およびDVD/HDDビデオレコーダー“DIGA”の新モデルを発表――HDMIで接続/操作を統合する“VIERA Link”に対応 3月8日
5位 【CeBIT 2006 Vol.3】“サイバーショット”ブランドの携帯電話機が登場 3月11日

2月、4月と米マイクロソフト/マイクロソフト(株)から相次いでWindows Vistaの情報が明らかにされたが、同社の話題で最も大きいのは6月に突然表明された“ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏、2008年7月に現役を引退!”の報道だろう。ゲイツ氏は米マイクロソフトの会長兼CSA(最高ソフトウェア設計者)の肩書きを持つが、2008年7月にはCSAの座を退き会長職にはとどまるという。後任のCSAには現CTO(最高技術責任者)のレイ・オジー(Ray Ozzie)氏が就任する。

4月のランキング

順位 記事タイトル 日付
1位 マイクロソフト、日本語版のWindows Vistaを公開――初披露された新機能も 4月21日
2位 グーグル、LEGO風のデザインを採用した検索アプライアンス『Google Mini』を発表 4月12日
3位 任天堂、次世代ゲーム機“Revolution”の正式名称を『Wii(ウィー)』と発表 4月28日
4位 ソニー、高音質と装着性を高めた密閉式インナーイヤーレシーバー“EXモニター”『MDR-EX90SL』を発売 4月3日
5位 ソニー、使いやすくなった携帯録画予約やデジタル放送をPSPに転送できるHDD/DVDレコーダー“スゴ録”を発表! 4月10日

5月のランキング

順位 記事タイトル 日付
1位 NTTドコモ、“FOMA 902iS”シリーズなど全11機種の携帯電話機を発表 5月12日
2位 絶対に盗聴されない究極の暗号システム“量子暗号”は、5年以内に実用化するか? 5月12日
3位 ソニー、キーボード搭載“type U”とBlu-ray搭載の“type A”、“type R”を発表 5月16日
4位 デル、いろいろなところが光るド派手なノート『XPS M1710』を発売――ノートパソコンにも“XPS”ブランドを拡張 5月8日
5位 任天堂、次世代ゲーム機『Wii』の発売スケジュールと対応タイトルなどを発表!――2006年10~12月に発売 5月10日

オジー氏は、Lotus Notesを開発したほか、P2P型コラボレーションソフト『Groove(グルーブ)』の開発会社である米Groove Networks社を創業し、2005年の買収によって米マイクロソフトに参加している。Grooveは、Windows Vistaと同時に登場する新オフィスソフト『the 2007 Microsoft Office system』の中核をなすビジネスアプリケーションであり、同氏のCSAへの就任は、すなわちマイクロソフトという企業の方向性が従来のOS/ソフトウェア開発・販売主体からネットサービス提供へと大きく舵を切っていることを裏付けるものとして注目を集めている。

6月のランキング

順位 記事タイトル 日付
1位 【INTERVIEW】西和彦氏がゲイツ引退を語る(前編) 6月21日
2位 【速報】イタリアで人気のノートPC、『FlyBook』が日本に上陸 6月14日
3位 ソニー、フラッシュメモリーとワンセグ搭載の“type U”を発売 6月27日
4位 ビル・ゲイツの後継者・レイ・オジー氏って、どんな人物? 6月17日
5位 【続報】ド派手な発表会でデビューした話題のノートPC、『FlyBook』 6月15日

このほか、2006年上半期で注目を集めたハードウェアとして、

  • コンパクトデジタルカメラに光学式手ぶれ補正搭載広角28mmの2つの流れを作った松下電器産業(株)の“LUMIX(ルミックス)”シリーズ
  • デザイン性を重視したノートパソコン、台湾ダイアローグ・テクノロジー社の『FlyBook』や、子どもから大人まで幅広い人気のブロック玩具“LEGO”デザインを取り入れた周辺機器
  • 年間を通して店頭では品薄状態が続いた携帯ゲーム機の雄、任天堂(株)の『ニンテンドーDS Lite』(ランキングでは選外だったが、今年1月26日発表/3月2日発売)
  • HDDの代わりに大容量フラッシュメモリーとワンセグチューナーを搭載したモデルや、標準搭載メモリーの大容量化を図ったソニー(株)のウルトラモバイルパソコン“type U

などの記事がよく読まれた。



番外編

一番読まれたコラム/特集はこれだっ!!

上記ランキングは、ニュース記事だけに絞って月ごとに並べたものだが、ASCII24ではニュース以外にもその時々の話題や取材情報をコラムや特集の形で紹介している。今年掲載したそうしたニュース以外の記事で特に読まれたものを並べてみた。

順位 記事タイトル 日付
1位 世界中の技術者が憧れる、Google本社の豪華ランチを食べてみた!! 10月11日
2位 世界最大の本屋さん、Amazon.comの本社に本を買いに行ってみた 9月19日
3位 【夏休み特別企画】ずばり“私は誰でしょう?” 8月16日
4位 【INTERVIEW】遊び心たっぷりのグーグルロゴを描くのは、この人! 5月15日
5位 【今週の特集】“1kg台前半”“Intel Core Duo”で斬る!! 2006年春パソコンを振り返る――ノートパソコン編 ” 2月4日

一番読まれたのは、世界中のエンジニアがあこがれる!? と言われる米Google本社を直撃して、豪華ランチに舌鼓を打った記事。社内のカラーリングがGoogleロゴらしい原色たっぷりなのは“いかにもアメリカン”だが、食事は和食洋食がよりどりみどりで、ヘルシーなオーガニック料理も選べるとのこと。やはり、いい製品・いいサービスを生み出すにはおいしい食事が何よりの動力源になるようだ。

2位は、日本から飛行機で一番近いアメリカ本土の都市、マリナーズで知られるシアトルのAmazon.com本社に、無謀にも本を買いに行ってしまうというレポート。もちろん、オンラインショップであるAmazon.comが直接本を売ってくれるはずは……。ともあれ、その荘厳な建物の写真だけでも一見の価値はあると言えよう。

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