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大画面TVにつなげて使う新コンセプトパソコン登場!――富士通、2007春モデル新製品を発表

2007年01月15日 00時00分更新

文● 編集部 小西利明

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富士通(株)は15日、Windows Vistaを標準搭載した2007年春モデルとなるデスクトップパソコンおよびノートパソコン、12シリーズ計31機種を発表した。デジタル放送関連の機能を強化したモデルが充実したほか、大画面TVと組み合わせて使う新コンセプトパソコンなどがラインナップされている。店頭販売モデルの価格は全機種オープンプライス。発売予定日は1月30日。

なお全製品に共通する点だが、製品名の末尾に“/D”が付く製品は地上デジタル放送対応、“/V”が付く製品はワンセグ放送対応の製品となっている。それではまず注目の製品2シリーズから紹介しよう。

大画面TVがディスプレーの新コンセプトパソコン
FMV-TEO

松下電器産業(株)製の液晶テレビ“VIERA”に接続した“FMV-TEO” 新コンセプトパソコン“FMV-TEO”『TEO50U/D』。デジタル放送対応TVにつなげて使うパソコンである
松下電器産業(株)製の液晶テレビ“VIERA”に接続した“FMV-TEO”新コンセプトパソコン“FMV-TEO”『TEO50U/D』。デジタル放送対応TVにつなげて使うパソコンである

デジタル放送に対応した大画面TVをディスプレーに使い、リビングでパソコンのコンテンツを楽しむという新しいコンセプトのパソコンが、新登場した“FMV-TEO(テオ)”である。同社のデスクトップパソコンは“FMV-DESKPOWER”のシリーズ名で親しまれてきたが、FMV-TEOはシリーズ名からして異なるなど、従来製品とは一線を画した製品に位置づけられている。

FMV-TEOにはディスプレーは付属しない。映像出力端子にはHDMI出力とDVI出力を装備(アナログ映像出力は持たない!)。リビング向けの大画面TVとデジタル映像出力で接続し、これらをディスプレーとして利用する。最近では家庭用ゲーム機でウェブブラウジングやコンテンツ視聴ができたり、これらの機能を備えるデジタル放送対応TVも珍しくない。しかしインターネット上の多彩なコンテンツのほとんどがパソコンでの視聴を前提としている現状では、ウェブ&コンテンツブラウザーとして一番使いやすいのはパソコンである。それなら“リビング設置に適したパソコンで、直接コンテンツを楽しめばいい”というのが、FMV-TEOのコンセプトと言える。このコンセプトは、インテル(株)の提唱するデジタルエンターテイメント向けプラットフォーム“Viiv”と共通する面もあるのだが、主要コンポーネントにインテル製以外のパーツを採用しているためか、FMV-TEOはViiv対応パソコンではない。

本体の形状は、最近では珍しい横置き型デスクトップパソコンの筐体を採用。一般的なHDDレコーダーよりやや大きい程度で、AVラックに収まりやすいとしている。本体前面は曲線を描いた、独特のデザインとなっている。

TEO50U/Dの背面。液晶テレビとはHDMIケーブルで接続されている。背面コネクター類は比較的少なく、すっきりした印象
TEO50U/Dの背面。液晶テレビとはHDMIケーブルで接続されている。背面コネクター類は比較的少なく、すっきりした印象

“リビングに置いて使う”ことを前提とした製品であるため、付属のタッチパッド内蔵キーボードは電波によるワイヤレス式で、赤外線リモコンの“TEOリモコン”も付属する。リモコンでのコンテンツ操作を重視しており、Windows Media Centerの“メディアオンライン”や、動画配信サービス“GyaO”や“@nifty動画”をTEOリモコンで利用できたり、ウェブブラウザーの操作をTEOリモコンで行なえるように設計されている。またHDMI経由で接続されたTVを、TEOリモコンから電源オン/オフ操作できる機能も備える。同機能は松下電器産業(株)の“ビエラリンク”対応TVなどに対応する。

リビングルームで使うパソコンであるため、静音性や高速起動も重視している。ノートパソコンベースのプラットフォーム(CPUやチップセット)を使用し、動作時の静音化を目指したほか、Windows Vistaのスリープモードを使用すると、リモコン電源オン時に高速な起動(復帰)を実現できる。

製品は2機種がラインナップされている。上位機種の『TEO50U/D』は、地上/BS/110度CSデジタル放送対応のデジタル放送チューナーを内蔵。400GBの内蔵HDDにデジタル放送を録画できる。CPUにはCore 2 Duo T5500-1.66GHzを搭載。標準で1GBのメモリーを内蔵する。グラフィックス機能にはATI Radeon Xpress 1250チップセット内蔵機能を利用する。予想実売価格は18万円前後。

下位機種の『TEO30U』は、TV機能は搭載せず、CPUはCeleron M 410-1.46GHz、メモリーも512MBと絞り込んだ構成にである。そのため予想実売価格は10万円前後と、同社の2007年春モデルとしては最も安価な製品となっている。

USB2.0ポートを前面に2、背面に4備えるほか、IEEE 1394ポートも前面に1備える。またSDメモリー/メモリースティック/xDピクチャーカード対応のメモリーカードスロットを備える。なおOSは両機種ともにWindows Vista Home Premiumを搭載する。

FMV-TEO TEO50U/D
CPU:Core 2 Duo T5500-1.66GHz|メモリー:1GB(512MB×2)|グラフィックス:ATI Radeon Xpress 1250チップセット内蔵(メインメモリー256MBを共用)|HDD:400GB|光学ドライブ:DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ|ディスプレー:付属せず|TV機能:地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー内蔵|OS:Windows Vista Home Premium
予想実売価格:18万円前後
TEO30U
CPU:Celeron M 410-1.46GHz|メモリー:512MB(512MB×1)|グラフィックス:ATI Radeon Xpress 1250チップセット内蔵(メインメモリー64MBを共用)|HDD:160GB|TV機能:搭載せず|それ以外の仕様はTEO50U/Dと同等
予想実売価格:10万円前後

軽量化&ワンセグ内蔵モデルも登場!
FMV-BIBLO LOOX T

LOOX Tシリーズも、ついにワンセグ内蔵モデル『T50U/V』が登場(筐体色はレザーホワイト)
LOOX Tシリーズも、ついにワンセグ内蔵モデル『T50U/V』が登場(筐体色はレザーホワイト)

モバイルノート“FMV-BIBLO LOOX”シリーズでは、LOOX Tシリーズがラインナップを一新して登場した。主な強化点はモバイル能力の向上とワンセグチューナー内蔵モデルの登場にある。

モバイル能力の向上には、軽量化のための工夫とバッテリー駆動時間の延長が挙げられる。放熱部品の効率・軽量化や基板面積の縮小。渦巻き状の加工を施し、強度を保ったまま軽量化されたパネル、フレーム部分の縮小した液晶パネルの採用などの細かな軽量化の工夫により、下位モデル『T50U』の最軽量状態(光学ドライブ非装着時)では1kgを切る重量を実現した。

バッテリー駆動時間についても、容量の大きな“内蔵バッテリパック(L)”を標準添付する最上位モデル『T70U』では、標準添付のバッテリーのみで最大10.4時間(JEITA測定法1.0による。以下同)。オプションの増設用バッテリーと組み合わせれば最大14.1時間もの長時間駆動を実現している(※1)。

※1 T70UとT50U/Vは内蔵バッテリパック(L)を、T50Uのみ内蔵バッテリパックが標準添付されている。

Core Solo U1400を搭載する『T70U』(筐体色はベルベットブラウン)
Core Solo U1400を搭載する『T70U』(筐体色はベルベットブラウン)

従来機種同様に、光学ドライブはドライブの着脱が可能な“モバイルマルチベイ”の装着されており、光学ドライブを取り外して軽量化したり、増設用バッテリーを組み込んで長時間駆動化が可能となっている。

従来のLOOX Tにもワンセグ放送対応モデルは存在したが、PCカード型のチューナーカードを装着するタイプで、スマートさに欠ける製品であった。新しい『T50U/V』では、チューナーとアンテナを内蔵していて、本体のみでのワンセグ視聴/録画が可能となっている。最上位機であるT70Uにワンセグチューナー内蔵モデルがないのは、いささか残念に思える。またT70UとT50U/Vは、液晶パネル上部にウェブカメラとマイクを内蔵しており、テレビ電話ソフトによるビデオチャットも可能となっている。

従来機種から継承された全機種共通の特徴としては、LEDバックライトを搭載する10.6インチワイド液晶ディスプレー搭載。指紋認証ユニットの標準搭載などが挙げられる。またIEEE 802.11a/b/g対応無線LAN機能を標準搭載するほか、T70UとT50U/VにはBluetooth 2.0+EDR通信機能も内蔵されている。

直販専用となるカラーバリエーション7色の見本。左から“ピーコックグリーン”“エレファントグレイ”“ローズレッド”“パーシモンオレンジ”“スタジアムグリーン”“クリムゾン”“レザーブラック”
直販専用となるカラーバリエーション7色の見本。左から“ピーコックグリーン”“エレファントグレイ”“ローズレッド”“パーシモンオレンジ”“スタジアムグリーン”“クリムゾン”“レザーブラック”

店頭販売モデルはシックな“ベルベットブラウン”と、明るい“レザーホワイト”の2色の筐体色バリエーションを用意しているほか、同社の直販サイト“富士通 WEB MART”では、上記2色に加えて7色のカラーバリエーション(計9色)を選択可能なサービスも用意されている。各機種の主な仕様と予想実売価格は下記を参照。

FMV-BIBLO LOOX T T70U
CPU:Core Solo U1400-1.20GHz|メモリー:1GB(1GB×1)|グラフィックス:Intel 945GMS Expressチップセット内蔵(メインメモリー224MBを共用)|HDD:80GB|光学ドライブ:DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ|ディスプレー:10.6インチワイド 1280×768ドット|TV機能:搭載せず|重量:1.29kg|バッテリー駆動時間:10.4時間|OS:Windows Vista Home Premium
予想実売価格:26万円強
T50U/V
CPU:Celeron M 433-1.20GHz|メモリー:512MB(512MB×1)|グラフィックス:Intel 945GMS Expressチップセット内蔵(メインメモリー64MBを共用)|HDD:60GB|TV機能:ワンセグチューナー内蔵|バッテリー駆動時間:8.5時間|OS:Windows Vista Home Basic|それ以外の仕様はT70Uと同等
予想実売価格:23万円強
T50U
TV機能:搭載せず|重量:1.11kg|バッテリー駆動時間:4.5時間|OS:Windows Vista Home Basic|それ以外の仕様はT50U/Vと同等
予想実売価格:22万円前後

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