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【2007年年頭挨拶ニュースリリース】弥生(株)代表取締役兼代表執行役社長 飼沼健氏

2007年01月05日 14時39分更新

文● 編集部

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新年明けましておめでとうございます。
お陰さまで、今年、弥生シリーズは発売開始から20周年を迎えることができました。

昨年、弥生株式会社は過去最高益を記録することができました。これは、当社がかねてからモットーとしてきた「ユーザーの声を積極的に反映した製品やサービスの提供」が結実したものと考えております。特に、昨年は3月に「弥生販売NE」をネットワーク版ラインアップへ追加したことと、5月の会社法対応版の発売がこの好調な業績の追い風になりました。さらに、当社としては初となる特定業種向けサービスで歯科医院向け検査データ・口腔画像管理システム「弥生デンタル ペリオ」を10月に出荷開始したことで、新しい分野への進出も果たすことができました。

新ソフトの発売や新規分野への進出を果たすことができた一方で、昨年は弥生にとって決して平坦な一年ではありませんでした。年初にライブドア事件が起き、子会社として大きな危機感を覚えました。幸いにも20年の歳月をかけて育んできた「弥生」ブランドへの信頼は、一過的な逆風で揺るぎませんでしたが、もし今後このような過ちを繰り返すようなことがあれば、その時こそ長年培ってきた「弥生」ブランド、そしてお客様の信頼を裏切ることになるということを社員一同、肝に銘じた一年でもありました。この教訓を糧に、さらなるサービスの向上に全社一丸となり取り組んでまいります。

さて、弥生シリーズ発売20周年という節目に弥生株式会社が目指すのは、着実な成長と新規事業の育成です。本年は下記の3つを念頭に、「次の20年」の成長につながる基盤となるような新たな挑戦を始めたいと考えております。

(1) 既存製品による高い収益性の維持

小規模法人・個人事業者向けのスタンドアローン製品は、今後も引き続き収益の基盤となります。サポート契約者のケアに万全を尽くしつつ、量販店を中心とした販売活動により一層注力をしていきます。平成17年5月より順次発売している中規模法人向けクライアント/サーバー型製品に本年、新たに給与ソフトが加わることで、ネットワークシリーズの拡販もより積極的に行ないます。

(2) 新規事業への取り組み

新たな挑戦としては、初の特定業種向けであるデンタル関連ソフトの強化のほか、かねてよりユーザーからの要望が多かった、会計事務所向けの税務ソリューションやCRM分野への進出などを検討しています。

(3) 新拠点の開設

弥生ビジネスの根幹を支えているカスタマーセンター(大阪)と開発・品質保証部門の拡張およびリスク分散のため、今年前半には札幌に第二カスタマーセンターと品質保証分室を開設する予定です。また、開発部門についてもオフショア開発をより強化するため、独自の海外展開を計画しています。これら拠点の拡充などのハード面だけでなく、拡張にあわせた有能かつ多様な人材の採用を目指します。

皆様にとって本年が素晴らしい年となりますようお祈り申し上げるとともに、引き続き弥生株式会社へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

末筆になりましたが、
皆様の益々のご活躍とご健康をお祈りしてご挨拶とさせていただきます。
どうぞよいお年をお迎えください。

(用字用語は原文のまま)

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