(株)サードウェーブは19日、音楽制作に適切なパーツ選びやOSのチューニングを施したDAW(Digital Audio Workstation)専用パソコン“digistrema(デジストリーマ)”シリーズを発売すると発表した。同日付けで直営店“ドスパラ”の店舗と直販サイトで予約受け付けを開始し、2007年1月に出荷を開始する。価格は44万8000円から。
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| タワータイプ | ラックタイプ | |
| “digistrema”シリーズ | ||
digistremaは、独スタインバーグ・メディア・テクノロジーズ(Steinberg Media Technologies)社の音楽制作ソフト“Cubase”シリーズなどのDAWホストアプリケーションソフトに適したパーツやOSのチューニングが施されているのが特徴。主な仕様はCPUに米Advanced Micro Devices社(AMD)のデュアルコアCPU“AMD Opteron”を2基、メモリー(DDR2、ECC付き)は、高負荷時の動作検証をクリアした専用設計のサンマックス・テクノロジーズ(株)製のモジュールを2GB(512MB×4)、HDD(シリアルATA、毎分7200回転、320GB)は米シーゲイト・テクノロジー社のエンタープライズ向けモデル“Barracuda ES”を2基(システム/データ用)、光学ドライブにヤマハ(株)の高品位記録技術“AudioMASTER”を採用したプレクスター(株)社のCD-RWドライブ『Premium2』を、電源ユニットには静音仕様で電圧変化の際のノイズ発生にも強いという(株)ニプロンの650Wを搭載する。OSはWindows XP Professionalで、レコーディング時におけるレンテンシーを抑えた設定などのチューニングが施されており、数分で出荷状態にも戻せるというリカバリー領域がHDD内に確保されている。筐体はタワータイプ(幅198×奥行き425×高さ533cm、重量約21kg)とラックタイプ(幅482×奥行き528×高さ177cm、重量約19kg)の２つから選べる。
選択できるCPUはAMD Opteron 2210-1.8GHz/2214-2.2GHz/2218-2.6GHz。オプションで、オーディオインターフェースに独RME社のFireface 800や、ヤマハ(株)の『GO44』などが、DAWホストアプリケーションソフトとして『Cubase 4』などが用意される。
インターフェースはUSB 2.0×8(前2、後6)、IEEE 1394a×2、IEEE 1394b(FireWire 800)×3、10/100/1000BASE-T×2、シリアル、パラレル、PS/2×2などを装備し、拡張スロットはPCI Express x16×2(空き1)、PCI Express x4(空きなし)、PCI(空きなし)、PCI-X(64bit)×2(1)を搭載。拡張ベイは5インチ×3(1)、3.5インチ×1(空きなし)、3.5インチHDD用×4(2)が用意されている。1年間の持ち込み修理保証が付属する。
