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富士通、大規模XMLデータベース専用サーバー『Shunsaku Engine』を発売

2006年12月15日 22時30分更新

文● 編集部

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富士通(株)は15日、同社のXML型データベースエンジン“Interstage Shunsaku Data Manager(インターステージ シュンサク データ マネージャー)”に最適化されたXMLデータベース専用サーバー『Shunsaku Engine(シュンサク エンジン)』(AC57)を同日付けで発売すると発表した。即日出荷を開始する。価格は810万円(税別)。

『Shunsaku Engine』(AC57)
『Shunsaku Engine』(AC57)

“Interstage Shunsaku Data Manager”は、XML型データベースエンジンで、データをXML形式のタグ付きテキストとして扱うことで、種類や形式が異なるデータや不定長のデータに対応できるのが特徴。検索項目ごとにインデックスを事前に生成する必要がないため、大量のデータを高速で扱うことができ、約1TBのデータを1時間で取り込めるという。ソフトウェアは、“Director(データベース管理部)”と“Searcher(検索管理部)”で構成されており、1つのDirectorが複数のSearcherを同時に制御し、複数のSearcherが同時に並行して検索を行なえるため、検索時間を短縮できるという。

『Shunsaku Engine』は“Interstage Shunsaku Data Manager”のShunsaku Engine用バージョンを搭載したサーバーで、独自の省電力マルチコアCPUを採用し、プロセッサーごとにSearcherを割り当てるため、データベースの規模や要求される応答時間に応じてSeacherの数を設定でき、プロセッサーの増設も可能。19インチラックに最大2520CPUが搭載できるようになり、そのため従来の汎用パソコンサーバーに比べ、同一データベース規模/同一応答時間要件に対して、スペースと消費電力を約半分にできたという。

“Shunsaku Engine”『AC57』の処理ユニット数は168。メモリーは42GBを搭載する。ネットワークインターフェースは100/100BASE-T×2と100BASE-TXを装備する。筐体にはラックマウント型(2Uサイズ)を採用し、本体サイズは幅482×奥行き785×高さ87mm。冗長電源と冗長ファンを装備する。

同社では3年間で900台の販売を目標としている。

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