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T-SS、高知県庁でセキュリティー機能を強化した無線LANシステムの実証実験を開始

2006年12月11日 22時08分更新

文● 編集部

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(株)トリニティーセキュリティーシステムズ(T-SS)は11日、高知県庁や高知工科大学と共同で、高知県庁内に無線LANシステムを導入するための実証実験を開始すると発表した。実施期間は同日から2007年3月30日まで。

これまで高知県は、無線LANには盗聴やなりすましなどの不正接続の危険性があるため、県庁ネットワークを有線LANで構築してきた。今回の実証実験はセキュリティー機能を強化することで、無線LANシステムを導入するために行なうもの。実験結果から自治体などへの無線LAN導入時の課題整理や、新たな利用例の検討、製品改良の為のデータ収集を行なうとしている。
『IPN-W100AP』
『IPN-W100AP』
『IPN-W100CB』
『IPN-W100CB』

実験にはT-SSと高知工科大学が開発した法人向け無線LANアクセスポイント『IPN-W100AP』と、無線LAN PCカード『IPN-W100CB』を利用し、高知県 企画振興部 情報推進課・情報企画課に導入する。

『IPN-W100AP/CB』は、なりすましなどを防ぐT-SSの独自技術“IPN(Identified Private Network)”を無線LANに初めて採用した製品。IPNとは高知工科大学 フロンティア工学コースの清水明宏教授が開発した、ワンタイムパスワード相互認証方式“SAS-2(Simple And Secure password authentication protocol,ver.2)”と、データ送信時に128bitの暗号化を行なう暗号化技術“AES”を組み合わせ、プロトコルとして実装する技術。

『IPN-W100AP』『IPN-W100CB』は2007年1月31日に一般向けの販売も開始する予定。T-SSの代理店を通じて販売し、価格は『IPN-W100AP』が12万8000円(税別)、『IPN-W100CB』が9800円(税別)。

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