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ソニー、次世代ディスプレー“FED”の事業化に向け事業企画会社を設立

2006年12月07日 18時57分更新

文● 編集部

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ソニー(株)は7日、次世代ディスプレー“FED(Field Emission Display:電界放出ディスプレー)”の事業化に向け、外部の投資ファンドであるテクノロジーカーブアウト投資事業有限責任組合(TCI)と共同で、新会社“株式会社エフ・イー・テクノロジーズ”(Field Emission Technologies Inc.)を18日に設立すると発表した。

新会社では、FEDパネルの技術開発や事業計画/企画検討、市場調査や顧客開拓を主に行なう。また、合併会社やスピンオフではなく、外部投資や経営資源を活用して成長の加速を狙う“カーブアウト”(技術の切り出し)という新しい形態をとるという。カーブアウトのための資本は、TCIとソニーが共同で出資を行なう。

設立後は、FED事業化の可能性を検証して、検証ができた時点で成果をもとに事業化の可否を判断し、ソニーによる買取/吸収や、他社との合併会社、他社への事業売却などから最適な選択肢を検討するとしている。

新会社は、ソニーが約36.5%、TCIが約63.5%出資し、出資予定総額は25億2000万円の予定。代表取締役には、元ソニーのディスプレイデバイス開発本部の長谷川正平氏が就任する。所在地は東京都港区高輪、開発拠点は岐阜県瑞浪市。従業員数は約30名。

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