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ノークリサーチ、2006年度上期のPCサーバーの国内出荷調査を発表

2006年12月04日 18時08分更新

文● 編集部

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(株)ノークリサーチは4日、2006年度上半期(2006年4月~9月)の国内パソコン(IA)サーバーの出荷状況、および2006年度通期の出荷状況予測に関する調査結果を発表した。

国内パソコンサーバー市場推移調査結果
国内パソコンサーバー市場推移調査結果(ノークリサーチ調べ)

同調査によると、2006年度上期のパソコン(IA)サーバー出荷台数は27万120台(前年同期比13%アップ)、金額は1466億円で前年同期比0.7%アップと、パソコンサーバー出荷台数は上期ベースで過去最高台数を更新した。ただし、市場の伸びを牽引したのは日本電気(株)と日本ヒューレット・パッカード(株)の大型案件によるもので、「実質の伸び率は6%」としている。

形態別では、ラックマウントタイプが順調に増加して全体の38.5%を占めており、十分に普及しているラックマウントタイプとブレードタイプならではの運用管理性、スペース効率の良さを生かした“住み分け”が進んでいると見ている。

メーカーシェアはNEC(29.6%)が1位で、2位が日本HP(20.4%)、3位以下はデルコンピュータ(株)、富士通(株)、日本アイ・ビー・エム(株)の順。NECは公共系で受注した約2万2200台の大型案件や、全国のチャネル販売による“中堅/中小企業への細かな商談”と、メーカー直販を中心とした官庁/流通業の大手企業への一括受注などで、2位の日本HPと差をつけた。日本HPは流通業での約5000台の大型案件と、大手SI企業による“大都市/大手企業/部門利用”へのラックマウントサーバーの販売などで実績を伸ばしている。

2006年度下期は、製造業/流通大手企業や通信/xSP関連が継続して需要が増加する傾向があるが、上期が大口案件で市場の伸びを支えただけに2006年度通期の出荷台数は前年度比10.4%増の57万4120台と見込まれるとしている。

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