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ソニー、植物原料プラスチックを用いた非接触ICカードを実用化

2006年11月28日 22時52分更新

文● 編集部

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ソニー(株)は28日、植物原料プラスチックを用いた非接触ICカードを実用化したと発表した。通信特性や信頼性、機械的な強度などは現在の非接触ICカードと同等だという。

植物原料プラスチックを使用したEdyカード
植物原料プラスチックを使用したEdyカード

この非接触ICカードに使われている植物原料プラスチックの主原料は、とうもろこしなどのデンプンや糖類をもとに作られるポリ乳酸。同社は主原料と副原料の選定/配合比率/配合方法、さらにカードの製造方法を工夫することで、非接触型ICカードで使用できるようにした。カードの容積中、51%を植物由来の材料が占めているという。

同社は植物原料プラスチックを使用した非接触型ICカードを、まずソニーグループ内で利用するEdyカード2000枚に採用する。またICカード以外にも、ソニー健康保険組合が交付する健康保険証のプラスチックカード約15万枚に植物原料プラスチックを採用し、現行の保険証からの切替を実施している。

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