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『Voice-Trek DS-50』 |
オリンパスイメージング(株)は14日、高音質での録音・再生機能を重視したICレコーダーの新シリーズ『Voice-Trek DS-50』『Voice-Trek DS-40』を23日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。
DS-50/40は高音質での録音機能を重視。最も高音質の“STXQ(ステレオ超高音質)”モードでの録音時は、50~19kHzの広い周波数帯域での録音を可能としている。またノイズ除去の機能として、300Hz以下の低域ノイズをカットする“ローカットフィルタ機能”も備えている。録音フォーマットはWMAで、メモリー容量1GBのDS-50では、STXQモード時で約17時間25分、LP(長時間)モードでは273時間15分も録音できる(DS-40は512MB)。またMP3オーディオの再生にも対応する。
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『Voice-Trek DS-40』 |
また再生時の音質も向上させるべく、『Voice-Trek G-10』にも採用されたノイズキャンセル機能を搭載。音声からノイズを抽出して低減させ、聞き取りやすくする。また雑音が含まれる低音/高音域をカットして、音声を聞き取りやすくする“音声フィルタ機能”も備える。
語学学習や音声の聴き起こしに便利な、“早聞き・遅聞き機能”を備える。これは再生スピードを0.5倍速から1.5倍速まで、再生スピードを9段階で変更できる機能である。
付属のWindows用ソフト“DSS Player Ver.7”と組み合わせた、ポッドキャスト対応機能も特徴である。ポッドキャスト配信サイトの登録用アイコンやRSSタグ等をDSS Playerにドラッグ&ドロップで登録でき、更新データを自動でダウンロードできる。ダウンロードしたデータは、DS-50/40をパソコンに接続すると、自動で転送される。またレコーダー側にも、ポッドキャストのデータフォルダに簡単に移動する“ポッドキャストボタン”も備えている。このほかに、ポッドキャスト配信サイト“http://VoiceTrek.jp”を27日に開設。“NHKラジオ英会話”の講師、大杉正明氏による英語学習コンテンツを無料で配信する予定(毎週月曜日配信、全20回予定)。
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DS-50に付属のリモコンを接続し、その先にマイクを付けた状態。本体は別に置いて、ハンディーマイクのように操作できる | DS-50の両側面。ボタン類はDS-40も同等で、メモリー容量と付属品、カラーリングのみ異なる |
同社のICレコーダーは、G-10やVシリーズのようにICレコーダー本体にパソコンと直結するためのUSBコネクターを備えているものが多いが、DS-50/40は一般的なICレコーダーと同様に、USBケーブルでパソコンと接続するデザインをとっている。録音用のステレオマイクは本体と一体になる形状で、本体頂部に直結する。またDS-50に付属するリモコンを使えば、本体からマイクを離して録音操作を行なえる(DS-40は別売り)。
バッテリーには単4電池を2本使用。重量は約80g(マイクとアルカリ電池含む)。アルカリ電池使用時で最大32時間の録音が可能である。予想実売価格は、DS-50が3万円前後、DS-40が2万3000円前後。
