アイ・オー・データ機器のハードユーザー向けブランド“挑戦者”から、USBデバイスをコンパクト・フラッシュ(以下CF)として認識させるというアダプタ「仮想CF」(型番:CF-USB)が発売された。動作保証一切なしという玄人向けの製品となっており、久々にアキバらしい怪しさ満点のアイテムの登場となる。
USBデバイスをコンパクト・フラッシュとして仮想認識させるというアダプタ「仮想CF」 |
接続する機器に、CFドライバとFAT12/16/32を認識できるコントローラが内蔵されていれば、USBデバイスに対応していなくともUSBデバイスを使用可能という。例えば、4GBのUSBメモリをCFが使えるPDAに接続すると、4GBのCFとして認識されるという。もちろん、OSに依存することもなく、 PCMCIA用のアダプタがあればPCカードスロットで使うことも可能だろう。対応USBデバイスは、USBメモリ、USB HDD(ACアダプタが必要)、iPod、iPod nanoとなる。インターフェイスがUSB 1.1なので、データの転送速度は期待できないが、CFカードとは比べ物にならないほどのデータ容量を扱えるはずだ。サイズは63.7(W)×42.8(D)×11.8(H)mmで、重量は約18g。
CFカードにUSBコネクタが装備されている。このUSBコネクタが飛び出しているため、デジタルカメラなどには使えそうにない |
USBを搭載していないPCでもUSBストレージを使用可能になるようだが、USBをサポートしないPCのほうが珍しい、というかCFカードスロットのほうがマイナーになりつつある現在、この製品をどう活用するのか、なかなか思い浮かばない。同社のウェブサイトによると、「ユーザーの皆様で本製品の可能性を広げて行きましょう!」とのことだが、製品の具体的な活用法を見つけることのほうが苦労しそうだ。とはいえ、PCパーツマニアにとって、この手の用途不明な製品は非常にワクワクさせられるはずだ。価格はテクノハウス東映で5970円。
「組み合わせは無限大、さぁいろいろなデバイスに繋げてチャレンジしてみよう」と、自作パーツマニアの心をくすぐることが書かれている |