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コレガ、802.11n ドラフト1.0準拠の無線LANルーター『CG-WLBARGE』など2製品を発売

2006年11月06日 22時25分更新

文● 編集部

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(株)コレガは6日、IEEE 802.11n ドラフト1.0準拠の無線LANルーター『CG-WLBARGE』と、無線LANカード『CG-WLCB144GE』を12月中旬に発売すると発表した。価格は『CG-WLBARGE』が2万9400円、『CG-WLCB144GE』が1万3440円。なお2製品をセットにした『CG-WLBARGE-P』が11月中旬に先行発売される。価格は3万3390円。

IEEE 802.11nは、複数アンテナでの送受信により通信の高速化/安定化を図る方式“MIMO(Multiple Input Multiple Output)”を採用し、従来のIEEE 802.11a/b/gよりも高速な無線LANを利用できる次世代無線LAN規格。IEEE 802.11a/b/gとの互換性もとられる予定。ただ現在は規格策定作業が進行している段階で、2製品が採用しているのはIEEE 802.11n ドラフト1.0。そのため正式規格準拠製品や、同社製以外のドラフト準拠製品とは通信できない場合があるという。

『CG-WLBARGE』『CG-WLBARGE』

『CG-WLBARGE』は、IEEE 802.11b/g/n(ドラフト1.0)に準拠し、伝送速度が最大130Mbps(理論値)の無線LANルーター。3つのアンテナを使用して通信データを多重送信する米アセロス・コミュニケーションズ(Atheros Communications)社の無線LANソリューション“XSPAN”に準拠したチップセットを採用することで、従来の“MIMO”より通信速度と安定性が向上しているという。セキュリティー機能は152bit/128bit/64bit WEP、WPA/WPA2などをサポートする。

ブロードバンドルーター機能は、PPPoEマルチセッション(2セッション)、ダイレクトPPPoEに対応。実効スループットがFTPで94Mbps、SmartBitsで99Mbps、PPPoEで93Mbpsとなるという(同社測定値)。10/100BASE-TX×4ポートのスイッチングHub機能も搭載している。セキュリティー機能は簡易ファイアーウォール、パケットフィルタリングを搭載し、VPNパススルー、バーチャルサーバー/DMZ、ダイナミックDNSサービス(同社が提供する“corede.net(コレデ・ネット)”対応)、PPPoE Unnumbered IP、Unnumbered + Private IP、IPv6ブリッジ、コンテンツフィルタリング機能などにも対応する。ルーター機能のオン/オフ(有効/無効)も可能。本体サイズは幅200×奥行き119×高さ34mm(アンテナ、突起部を含まず)、本体重量は360g。電源はACアダプター(DC5V出力)を利用し、消費電力は最大13.1W。対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE、Mac OS X。“かんたんスタート”(CD-ROM)や“らくらく導入ガイド”、スタンド、LANケーブル(長さ1.8m)、壁掛け用ネジセット(アンカー×2、ネジ×2)などが付属する。

『CG-WLCB144GE』『CG-WLCB144GE』

『CG-WLCB144GE』は、IEEE 802.11b/g/n(ドラフト1.0)に準拠したPCカード(Type II)型の無線LANカード。『CG-WLBARGE』と同じく“XSPAN”に準拠したチップセットを採用。セキュリティー機能はWPA/WPA2、WEPほかをサポート。通信モードはインフラストラクチャー/アドホックをサポートする。本体サイズは幅54×奥行き121×高さ5mm、重量は44g(本体のみ)。消費電力は最大2.74W。対応機種はPC/AT互換機。対応OSはWindows XP/2000。

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