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KDDI、au携帯電話向けSNS“EZ GREE”を発表

2006年10月30日 18時27分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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KDDI(株)とグリー(株)は30日、au携帯電話機から利用できるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)“EZ GREE(イージー グリー)”を11月16日に提供開始すると発表した。利用料は無料で、EZwebmultiコース、EZ WINコースに契約しているユーザーが対象となる。

利用時のイメージEZ GREE利用時のイメージ

EZ GREEは、従来の“GREE”で提供しているSNS機能に加え、高速通信サービス“EV-DO Rev.A”の強みを活かして、動画を貼り付けたり、会員登録から日記、コミュニティーの書き込み、閲覧まで、従来のSNSのモバイル版とは異なり、携帯電話機での操作に特化した作りになっている。

発表会では、KDDI 執行役員 コンテンツメディア事業部長の高橋誠氏、グリー 代表取締役社長の田中良和氏が出席し、サービスに関する説明を行なった。

高橋氏 田中氏
KDDI 執行役員 コンテンツメディア事業部長の高橋誠氏グリー 代表取締役社長の田中良和氏

高橋氏は携帯電話によるこういったサービスの開始について、「オークションやブログなどを例に取り、インターネットで成功したモデルではモバイルをいち早く導入している」と述べ、そうした流れの中でブログに次ぐユーザー参加型のコンテンツとしてSNSに目をつけた、と語った。

SNS
オークション、検索、ブログに続く参加型のコンテンツがSNS

田中氏はKDDIとの提携について、「KDDIは携帯電話向けとしてのオークション、検索サービス、GPSなどの導入に積極的で、モバイルSNSという新しいジャンル、最先端のサービスに最適なパートナー」と説明した。また、ここ数年間で携帯電話向けコンテンツは、課金が必要な有料の情報から、情報料無料で見たい放題になり、現在では無料に加えて、自分から発信して共有できる参加型のコンテンツへと変化していると説明した。その上で、「参加するのが楽しいコンテンツをいかに作っていくかが重要である」と語った。

Web2.0 見るだけから参加へ
パソコンと携帯電話におけるWeb 2.0コンテンツの移り変わり見るだけのコンテンツから、発信したり参加したりといったコンテンツに

また、EZ GREEを、パソコン向けコンテンツのサブセットとして位置づけるのではなく、モバイルのみでの利用を前提とした初の本格的SNSである、と説明し、携帯電話機に搭載されているGPS機能などと連携し、地域の情報の交換や、近くにいる友人とのリアルタイムでの交流を可能にするなど、位置情報を活用した携帯電話ならではのSNSを実現できる。

GPS+SNS
携帯電話機に搭載されているGPS機能を使った試みも

そのほか、EZwebで提供されているほかのサービスに、いかにSNSを絡ませられるかが重要であるとし、サービス提供時では、“動画”“プロフィールのデコレーション”“ゲーム、占い”“wikipedia”“Q&A”の5つのサービスとの連携が予定されいるが、このほかにもニュース、音楽、GPS、アドレス帳、アフィリエイト、パソコン向けSNSなどとの連携が予定されているという。

機能
サービス開始後もどんどん連携機能を追加していく


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