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安倍総理が観閲!“平成18年度自衛隊観艦式”が相模湾で行なわれる!

2006年10月30日 05時33分更新

文● 北村

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 自衛隊の艦艇が集う3年に1度の式典、“平成18年度自衛隊観艦式”が29日に開催された。“アキバ系”を名乗る人々のなかには、ミリタリー系の行事は外すことが出来ないという人も多いことだろう。そこで我がAkiba2GO!が、秋葉原を代表してイージス艦に乗り込み、自衛隊及び海上防衛をよく知るチャンスとなる観艦式を取材してきた。ここではその模様をお届けしよう。

ちょうかい船尾 ちょうかい
Akiba2GO!が乗艦する、こんごう型ミサイル護衛艦「ちょうかい」。映画「亡国のイージス」のモデルとなった艦だ

 観艦式とは、英国王エドワード3世が自ら艦隊を率いて出撃する際に、その威容を観閲したことに始まるといわれている。Akiba2GO!の読者には、OVA「機動戦士ガンダム0083」で核兵器を装備したガンダム2号機が大暴れした式典と言ったほうが、わかりやすいかもしれない。海上自衛隊では、昭和31年に“自衛隊記念日”が制定され、翌年“自衛隊記念日行事”の一環として実施することが定められた。25回目となる今回は、あいにくの空模様で航空部隊の参加は中止となってしまったが、横須賀、横浜、木更津から出航した48隻の艦艇が相模湾に集結、内閣総理大臣の観閲を受けた。

出航準備 後ろを航行する護衛艦「ひえい」
小雨が降るなか横須賀を出港!あいにくの天候で航空部隊は飛行中止となってしまった観艦式に向けて浦賀水道を南下。「ちょうかい」の背後には護衛艦「ひえい」が続く
護衛艦「ひえい」 護衛艦「くらま」
一般見学者を乗せた、はるな型ヘリコプター搭載護衛艦「ひえい」。主砲として艦首に54口径5インチ単装速射砲を2基装備している観閲官の安倍内閣総理大臣がヘリコプターから護衛艦「くらま」に乗艦し、いよいよ観艦式が始まる。安倍総理はブリッジの上(赤い布の所)あたりから観閲しているはずだ
受閲艦艇部隊 護衛艦「たかなみ」
受閲艦艇部隊が縦一列になってやってきた!たかなみ型汎用護衛艦「たかなみ」。甲板には自衛官が整列している
祝砲発射 対潜ロケット弾発射
たちかぜ型ミサイル護衛艦「さわかぜ」が主砲を発射!轟音があたりを揺るがす。祝砲(空砲)とはいえ砲身をこちら側に向けて発射するため、かなりの迫力だゆうばり型小型護衛艦「ゆうべつ」が対潜ロケット弾を発射。飛んでいく弾は肉眼で視認できる
対潜ロケット弾着弾 潜水艦浮上
対潜ロケット弾が海に着弾すると派手に水柱が立つ。映画より迫力満点!海面に浮上する潜水艦。ドルフィン運動と呼ばれる潜航・浮上を繰り返す
IRフレアー発射 高速航行
はつゆき型汎用護衛艦「やまゆき」が、甲板散水しながら赤外線誘導ミサイルを回避するIRフレアーを発射水しぶきをあげ高速で航行するミサイル艇「しらたか」
LCAC 「ちょうかい」主砲
ホバークラフトで高速走行するエアクッション型揚陸艇「LCAC」(エルキャック)ミサイル護衛艦「ちょうかい」の主砲。観艦式終了後の帰港中に、ぐるぐる回してくれるデモがあった。かなり素早く動き、対空兵器としても使用可能という
Mk41VLS CIWS
主砲のすぐ後ろにあるMk41VLS(ミサイル垂直発射装置)。全部で29もの発射口があるイージス艦が活躍する漫画「ジパング」にもよく登場する20mm機関砲(CIWS)
チャフの発射装置 夕暮れ時
電波をかく乱する6連装のチャフ発射装置夕暮れ時に横須賀に帰港。なかなか絵になる風景だ
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