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【Adobe MAX 2006レポート Vol.1】統合後初のMAX 今年の目玉は“Apollo”の詳報!?

2006年10月24日 20時09分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ウェルカムレセプションパーティー会場の模様
ホテル内プールの壁面にMAXのロゴをライトアップして行なわれた、ウェルカムレセプションパーティーの会場

砂漠の中に浮かぶオアシスのようなギャンブラーとコンベンションの街、米国・ラスベガス。その中でもひときわ異彩を放つ、水の都“ベネチア”を再現したというベネチアンホテル(The Venetian Hotel)で現地時間の24日、Adobe FlashやFlex、PDFなどの開発者向けカンファレンス“Adobe MAX”が開幕した。主催は米アドビ システムズ社で、会期は26日までの3日間で、連日基調講演や現在開発中の新製品のコンセプトを紹介する“スニークプレビュー”、開発者を支援するためのセミナー/ハンズオンなどのセッションが多数行なわれる。特に今年は、Flash+PDF+HTMLのコンテンツ指向プラットフォーム“Apollo(アポロ)”の詳細が、開発担当者のケビン・リンチ(Kevin Lynch)氏の口から明らかにされると期待されている(関連記事1関連記事2)

従来は“Macromedia MAX”の名称で年に1回、会場を変えながら開催されていたが、昨年の米アドビ システムズによる米マクロメディア(Macromedia)社の買収完了に伴い、名称を変更し、さらにPDF関連製品やクリエイティブツールなどを含む統合的な開発者向けカンファレンスとして生まれ変わった。



米Smileboxの社長のアンドリュー・ライト氏
米Smileboxの社長のアンドリュー・ライト氏。デモをしながらも片手にはしっかり赤ワインのグラスが握られており、かなりゴキゲンな様子だった

開幕前日の23日には、米国内外から集まった開発者を歓迎するレセプションパーティーが行なわれた。会場では、バイキング形式の料理を食べながら開発者同士、あるいはアドビスタッフとの情報交換、技術交流が図れるほか、Flash技術を活用した製品を表彰する“MAX Award”のノミネート作品が開発者自らの手で紹介された。

Smileboxのデモ 3ステップで作成したスライドショー
Smileboxのデモ。画像はオンラインでもオフラインでも、異なるフォルダーにある画像でもまとめて扱える3ステップで作成したスライドショー。画像の入れ替えや回転、トリミングなどの操作もマウスだけで簡単に行なえる

会場に展示されたノミネート部門と作品は同社ウェブサイトにある通り。最優秀賞は初日夜に発表、表彰される。それらの中から、Smileboxの開発元、米Smilebox社の社長のアンドリュー・ライト(Andrew Wright)氏にデモを交えて実演を見せてもらった。Smileboxは、オンライン/オフラインの写真をまとめて扱える、インタラクティブアルバム&スライドショー作成ソフト(同社ウェブサイトより無料でダウンロード可能)。作成したアルバムやスライドショーはウェブコンテンツとして共有できる。基本的な操作は、写真の選択、テンプレートの選択および表示位置やサイズの変更、共有・公開の3ステップと簡単ながら、見栄えのするアルバムやスライドショー、グリーティングカードなどのコンテンツを作成できるのが特徴。

ASCII24では、この後も基調講演やアドビ システムズの開発担当者インタビューなどを順次掲載していく予定。

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