米MTV Networks社の100%子会社である、バイアコム インターナショナル ジャパン(株)は23日、SNS型動画共有サイト“FLUX(フラックス)”(http://fluxnet.jp)をオープンしたと発表した。
バイアコム インターナショナル ジャパン エグゼクティブ・バイスプレジデントおよびMTVジャパン取締役のピーター・ブラード(Peter Bullard)氏 | FLUXのトップページ。ビデオクリップが編成されたチャンネルと、個々のビデオクリップを見るメニューが別に用意されている |
プロ・アマ映像が混在
利用無料の広告収入モデル
MTVというコンテンツ作成者自身がサイト運営に携わることで著作権がクリアされた環境を強調する。コンテンツ提供会社として、MTVをはじめ、東芝EMI、ワーナーミュージック・ジャパン、ガイナックス、日本テレビなどが名を連ねており、音楽、映像、アニメーションを提供。開始時点で約2000曲のミュージックビデオをそろえる。ユーザー登録や視聴は無料で、サービス開始当初は広告収入モデルで運営する。
プロ作品とアマチュア映像が混在するのが特徴。ユーザーがアップロードできる動画は1動画あたり最大30MBまで。時間的な長さに制限はないが、プロ作品の多くがミュージックビデオであることから「3~4分程度の短いビデオクリップが中心になる」(トニー・エリソン シニア・バイスプレジデント)という。複数のビデオクリップは一連のまとまった映像に編成することができ、プロが編成したものは“チャンネル”、ユーザーが編成したものは“プレイリスト”と呼ばれる。ビデオクリップやプレイリストはユーザー同士で共有し、コンテンツを通したコミュニケーションができる。
“FLUXビデオプレイヤー”。再生中のビデオに関連するビデオが右に表示される | 登録ユーザーのマイページ。日記をつけたり、自分が編成したプレイリストを公開できる |