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ヤマハ、125ccクラスの水素燃料電池二輪車“FC-AQEL”を開発

2006年10月20日 19時35分更新

文● 編集部

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ヤマハ発動機(株)は19日、水素燃料電池システムを搭載した燃料電池二輪車“FC-AQEL(エフシー アクエル)”を開発したと発表した。

“FC-AQEL”
“FC-AQEL”

“FC-AQEL”は、独自開発の水素燃料電池“ヤマハ水素燃料電池システム”を搭載した125ccクラス相当の燃料電池二輪車。固体高分子型の燃料電池とリチウムイオン電池(二次電池)のハイブリッドシステムを採用し、金属セパレーターにより燃料電池を小型軽量化したほか、35MPaの高圧水素タンクを2本利用することで後続距離をのばしたのが特徴。また、駆動部は、超薄型パワーユニット(YIPU)技術を基に、後輪ハブ部に、超扁平ブラシレスDCモーター、超小型コントローラー、遊星減速機などをまとめるとともに、リアアームとの一体設計およりコンパクト化を図ったという。本体サイズは幅770×奥行き1845×高さ1100mm。水素タンクはシート部分の下に内蔵され、ヘッドライトやフラッシャーにはLEDが採用されている。

ちなみに、“FC-AQEL”の名称は、FCが「Fuel Cell(燃料電池)」、AQELが「Acqua(イタリア語で水)」と「Electric(電気)」を組み合わせた造語であるという。

同社では、“FC-AQEL”を23日からパシフィコ横浜で開催される“第22回国際電気自動車シンポジウム(EVS22)”に参考出品するとしている。

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